過去ログ - 魔法使い「勇者がどうして『雷』を使えるか、知ってる?」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2013/05/29(水) 01:24:39.76 ID:GARLcLdJo
おつ
フォローしようと思って何気なく垢みたら住所近くてわろた
139
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2013/05/29(水) 01:27:00.57 ID:kF5q95Li0
あれ、淫魔との一夜の話のハズなのに
興奮しないで、爆笑してしまったぞ!?
140
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2013/05/29(水) 17:06:28.93 ID:WX7x2puDO
ふぅ……
と賢者になりにきたのに笑い転げた
何をいってるのかわからねぇとおもうが乙
141
:
◆1UOAiS.xYWtC
[saga]
2013/05/30(木) 23:32:58.34 ID:rM6FpdA8o
こんばんは
短編二つ目を投下します
エロはあるような無いような
それでは
142
:
◆1UOAiS.xYWtC
[saga]
2013/05/30(木) 23:35:04.55 ID:rM6FpdA8o
騎士「領主殿、ただいま参着いたしました」
さほど広くも無い執務室、その中心にある机に向かい、書面に羽ペンを走らせる肥満体の男がいた。
芋虫のように太った指に喰い込ませるように指輪をはめ、たるんだ肉で指輪さえも隠れている。
以下略
143
:
◆1UOAiS.xYWtC
[saga]
2013/05/30(木) 23:36:01.57 ID:rM6FpdA8o
それから、数日。
護衛とは言われても、領主は館から出る事はまず無かった。
ひっきりなしに届く机仕事をなおざりにやっつけていき、食事だけは大食堂で摂った。
朝から血の滴る肉を食らい、昼には加えてワインを開け、夜には小さな宴を催した。
深夜に館を徘徊する様子も見たが、騎士を伴わないという事は、大した用事でも無いのだろう。
以下略
144
:
◆1UOAiS.xYWtC
[saga]
2013/05/30(木) 23:37:23.69 ID:rM6FpdA8o
領主「……おい、貴様。少し付き合え」
騎士「はっ。どちらへ」
領主「来れば分かる。貴様も中々、頑張っているようだからな」
以下略
145
:
◆1UOAiS.xYWtC
[saga]
2013/05/30(木) 23:37:56.85 ID:rM6FpdA8o
更に地下へと向かう石造りの階段を、降りる。
爪先で足場を確かめながら、一段、一段と、領主を先導するように降りていく。
二階分ほども降りるとようやく床を爪先が見つけた。
騎士「ここは?」
以下略
146
:
◆1UOAiS.xYWtC
[saga]
2013/05/30(木) 23:38:56.32 ID:rM6FpdA8o
ランタンの灯り、そして領主が壁に掛けた松明の灯りで、その全貌が見てとれた。
裸身のまま、壁に据えつけられた手枷に縫いとめられるように拘束され、首輪から伸びた鎖も同様に。
肌の色は古書とは違い、人間の女と同じく、白い。
ゆるくクセのある黒髪が鎖骨まで伸び、頭を倒して寝息を立てているため、顔は見えない。
豊かな双丘と、艶やかに肉付いた肢体は、騎士の目を釘付けにして離さない。
以下略
147
:
◆1UOAiS.xYWtC
[saga]
2013/05/30(木) 23:39:55.88 ID:rM6FpdA8o
領主が語るところによれば、彼女を淫魔たらしめているのはその姿、肉体だけだという。
双眸には魅了の輝きなどなく、ほんの少し灯りを出すだけの魔術さえ使えず、
闇を裂いて飛ぶ翼は、名残りさえもその背には無い。
角と尾が生えただけの、『人間』に過ぎないという。
以下略
148
:
◆1UOAiS.xYWtC
[saga]
2013/05/30(木) 23:40:21.31 ID:rM6FpdA8o
領主に覚えた嫌悪感はもうない。
屋敷の地下に、文字通りの『魔性』の女を囲っていた事も驚きだったが、それ以上に引っかかることがある。
彼女は、自分はともかく……領主を見て、『初めまして』と言った。
五年間に渡り、恐らくは毎日繋がれていただろう、領主に向けて。
惑わすための舌、あるいは皮肉を効かせたのかとも思った。
以下略
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