212:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/06/09(日) 20:48:17.23 ID:lvL5EMmO0
口を押さえる。
最近ますます短気になっていく自分を感じる。
ストレスだな。
ストレスのもとは、いずれ排除しよう。
213:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/06/09(日) 20:48:57.27 ID:lvL5EMmO0
さっきまで快晴だった気がするが。
何というご都合主義。
春香(わー、嵐ですよ、嵐!)
214:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/06/09(日) 20:49:33.88 ID:lvL5EMmO0
どうして人はこうも傷を舐め合おうとするのか。
裏切りなんて、そこらじゅうに潜んでいるというのに。
そう、俺の両親が、今俺とともにいないように。
215:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga saga]
2013/06/09(日) 20:50:10.51 ID:lvL5EMmO0
春香は身寄りがなく異国で生きる手段がない。
やよいは家出少女で、住む家がない。
順一朗はまず間違いなく住所不定の無職だろうし。
216:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/06/09(日) 20:50:37.42 ID:lvL5EMmO0
女が何か拭くものを探しにゆっくりと台所に向かうと、俺はちゃぶ台の下を転がり出て芋虫のように悶絶した。
高木(Pよ、我々はこの隙にいったん二階に避難するぞ……おい、何を遊んでいる)
217:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/09(日) 23:03:44.11 ID:lvL5EMmO0
朝、女はどこかに出かけて行った。
218:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/09(日) 23:04:41.91 ID:lvL5EMmO0
春香「Pさん、缶詰三個しかないです」
P「ああ、今夜買ってこないとな」
219:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/09(日) 23:05:37.63 ID:lvL5EMmO0
キャンプ用のバーナーで湯を沸かし、レトルトを作るのが俺たちの食事だ。
レトルトだと安くなるかと言ったら、決してそんなことはない。
調理器具やガスがないため、しょうがないのだ。
しかも人数が増えると、食費もかさむ。
220:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/09(日) 23:07:07.56 ID:lvL5EMmO0
戻ってきたのか?
P(隠れるぞ!)
221:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/09(日) 23:08:11.97 ID:lvL5EMmO0
春香「もぐもぐ…」
P(ゆったり食ってる場合か)
222:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/06/09(日) 23:08:50.65 ID:lvL5EMmO0
「…」
女はすたすた部屋に入ると、立てかけてあった画材を取った。
出ていく途中、その視線がちゃぶ台の上のカレーに止まる。
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