12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/06/12(水) 22:16:02.82 ID:uPlaearc0
 最初の営業を終え、俺が一息ついていると、雪歩は近くにあった自販機で買ったお茶を俺に渡してくれた。 
  
 「お疲れ様でした」 
  
 雪歩はニコリと笑ってこちらを見る。 
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/06/12(水) 22:20:23.63 ID:uPlaearc0
 それから、雪歩は順調に歩みを進めていった。 
  
 小さな出版社のモデルから始まり、ラジオでコーナーを持たせて貰うようになったと思えば、いきなりドラマの主演のオファーが来たりと、絶好調だった。 
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/06/12(水) 22:32:46.84 ID:uPlaearc0
 「雪歩、最近調子いいじゃないか!これからもこの調子で頑張れ!」 
  
 「はい!」 
  
 ーーーーーーー 
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/06/12(水) 22:41:05.23 ID:uPlaearc0
 俺は…雪歩の気持ちになんて気づいていなかった。 
  
 「いいんです…。そうですよね…プロデューサーなら、そう言ってくれるって思ってました」 
  
 「雪歩…ごめんな…」 
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/06/12(水) 22:57:01.18 ID:uPlaearc0
 「雪歩…最近、無理してないか?その…あの事については…申し訳ないと思ってる。だけど仕方のないことでもあるんだ」 
  
 「プロデューサー?私…確かに最近無理してました…だけど…」 
  
 雪歩が何かを言おうとしていた。そんなのことにも気づけなかった。 
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/06/12(水) 23:03:18.11 ID:uPlaearc0
 携帯を片手に走りだし、俺は事務所を飛び出た。 
  
 携帯の電話帳から電話をかける。相手は勿論…雪歩。 
  
 「もしもし、雪歩か!?今どこにいる?」 
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/06/12(水) 23:18:55.32 ID:uPlaearc0
 「おい、お前!どこ見て歩いて…ってお前…へぇ…」 
  
 「765プロが何のようだ」 
  
 長身で茶髪のこの男。何度か見かけたことがある…。【天ヶ瀬冬馬】だ。 
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/06/12(水) 23:27:15.93 ID:uPlaearc0
 「プロデューサー!ごめんなさい!」 
  
 「雪歩…!どこに居たんだ…いや、そんなことより謝るのは俺の方だ」 
  
 「本当にごめんな。雪歩の気持ちに気づいてやれなくて…」 
20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/06/12(水) 23:37:01.85 ID:5PVyan62o
 ゆきぽがボクサーになるのかとおもた 
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/06/12(水) 23:39:56.98 ID:uPlaearc0
 それから幾度も練習を繰り返した。 
  
 雪歩は【ALRIGHT*】という曲で挑みたいらしい。 
  
 練習を重ねるうちに、以前のこともすっかり頭から離れていた。 
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