139: ◆.g97gKoujg[saga sage]
2014/08/04(月) 01:34:44.25 ID:FySASW9O0
凉一は田園地帯を抜けて住宅街に入っていた。自家のある駅の方へ近付くにつれ傘をさす通行人がちらほら見受けられた。
(あの郵便局……三叉路)
140: ◆.g97gKoujg[saga sage]
2014/08/04(月) 01:39:49.54 ID:FySASW9O0
子供の頃から見馴れているシャッターには『比良坂建具』の文字、祖父の仕事場が併設されている凉一の生家はいつもと変わらずそこにあった。
――懐かしい。
141: ◆.g97gKoujg[saga sage]
2014/08/04(月) 01:44:45.99 ID:FySASW9O0
――帰る事ができるのか?
凉一の脳裏に別れ際に交わした茨木の言葉がよぎる。
そして、マリアヴェルの必至な訴えも――
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