過去ログ - 上条「俺は、美琴が好きなんだ」フィアンマ「……」
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792: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/07/29(月) 21:06:23.31 ID:c39lyfSe0

しん、とした空間で。

二分間きっちりと考えた雷神トールは、静かに目を開ける。
整った顔立ち、その青く透き通った瞳が、何も無い空間を捉えた。
以下略



793:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/07/29(月) 21:06:33.87 ID:LnNjgPuR0
 


794: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/07/29(月) 21:06:56.41 ID:c39lyfSe0

「っは、はぁっ、」

フィアンマは夜の街を駆けていた。
路地裏を走り、追撃を避ける為に妙なルートを通る。
以下略



795:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/07/29(月) 21:07:08.85 ID:LnNjgPuR0
 


796: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/07/29(月) 21:07:24.25 ID:c39lyfSe0

彼は先程までの素らしい態度ではなく。
一介の魔術師としてある種冷酷な態度になって彼女を見た。

「『グレムリン』の狙いはアンタだ」
以下略



797:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/07/29(月) 21:07:33.83 ID:LnNjgPuR0
 


798: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/07/29(月) 21:08:15.28 ID:c39lyfSe0

オティヌス。

そう普段名乗っている魔術師は、少女の見目をしていた。
実際にはそれなりの年齢なのだが、容姿は偽装している。
以下略



799:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/07/29(月) 21:08:26.88 ID:LnNjgPuR0
 


800: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2013/07/29(月) 21:08:54.25 ID:c39lyfSe0

後にオティヌスと名乗る少女は、劣等感に苛まれていた。
幼い頃から兄弟と比較され、学校に入れば同年代と比較され。
たった一度の成功体験すらなく、何を思うでもなく過ごしていた。
誰かに手を差し伸べたことも、差し伸べられたことも、そのような機会にも恵まれず。
以下略



801:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/07/29(月) 21:09:02.85 ID:LnNjgPuR0
 


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