過去ログ - 響「National Holiday」
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43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/07/01(月) 20:45:45.10 ID:eKVRquV80

響「ねぇねぇプロデューサー! あれ食べたい!」

P「まだ食うのか……」

以下略



44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/07/01(月) 20:46:38.03 ID:eKVRquV80

P「はぁはぁ……はぁ。も、もうげんか、い」

響「ふぅ。な、情けないなプロデューサー。あと一曲残ってる、ぞ」

以下略



45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/07/01(月) 20:47:10.99 ID:eKVRquV80

響「うぎゃー! ゾンビ! ゾンビ! プロデューサー助けて!」

P「待ってろ! 今行く!」

以下略



46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/07/01(月) 20:47:39.55 ID:eKVRquV80

P「んー、もうちょっと右。そうそう……ストップ」

響「えー、もっとこっちじゃないか?」

以下略



47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/07/01(月) 20:48:45.91 ID:eKVRquV80

 喧騒はその鳴りを潜め、気まぐれに吹く風が火照った体を冷やす。
暫く同じ姿勢を取っていたため、立ち上がると少しふらつく。

 二人で暗くなった空を掴む様に伸びをする。
以下略



48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/07/01(月) 20:49:16.57 ID:eKVRquV80

 元々山だった土地を切り崩して作ったこの街は、起伏が激しく、山の頂は小高い丘としてそこらに点在していた。
帰り道の途中。少し淋しげな道を踏みしめながら歩く。

 空へと向かう滑走路になっているその道を、まともに整備されていない道を二人で歩く。
以下略



49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/07/01(月) 20:49:49.32 ID:eKVRquV80

響「ゆっくり歩けば大丈夫。大丈夫だからゆっくり歩こ。もしプロデューサーが倒れちゃいそうになったら自分が支えるから。……自分たちが支えるから」




50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/07/01(月) 20:50:35.67 ID:eKVRquV80

 響の瞳に自分の姿が映っていた。朝露で濡れた新芽のような、懸命に命を謳歌する、その心が映し出したような瞳の色。
そんな瞳に自分の姿が映っていた。

 硝子細工を扱うような手つきで両手を握られる。自分より小さな手。その手の暖かさ。
以下略



51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/07/01(月) 20:51:24.78 ID:eKVRquV80

 ――星が降っていた。




52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/07/01(月) 20:52:20.33 ID:eKVRquV80

 …………。

 数千年前から見上げてきた道しるべ。種族、国籍、性別、年齢、階級。全てに関係なく見上げ続けてきた本能。
体は重力を忘れ、空に近い場所へと吸い寄せられる。
以下略



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