過去ログ - 文才ないけど小説かく(実験)4
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781:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2013/10/21(月) 02:07:38.82 ID:NnV1TwCv0
高校生の頃は、しどろもどろになりながら、一歩一歩前に進んでいたような気がします。

ご感想や批評をいただけたら嬉しいです。


782:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2013/10/22(火) 00:17:13.88 ID:GFJ96lXa0
お題ください


783:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2013/10/22(火) 00:18:43.49 ID:vmmYa3gh0
>>782
紅茶の香り


784:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2013/10/22(火) 00:22:42.62 ID:GFJ96lXa0
>>783
ありがとうです。


785: ◆/xGGSe0F/E[saga sage]
2013/10/23(水) 02:44:49.76 ID:KgQvzn720
どうも私です。
連投で鬱陶しいかと思いますが、通常作を投下します。
読みたくないと思われる方は、スルーしてください。
ショートショート風に書いてみました。


786:You Wandering In The Teacup (お題:紅茶の香り)  1/10 ◆/xGGSe0F/E[saga sage]
2013/10/23(水) 02:48:12.78 ID:KgQvzn720
 私が勤める企業もここ最近、めっきり業績を上げ、私自身もそれにつれて忙しくなってきていた。主に外国の家具を日本
に輸入して販売する企業に勤めているのだが、最近の外国家具ブームが始まる前から、我が社には先見の明があった。三年
ほど前から北欧の国のとある家具デザイン企業などと繋がりを持ち、そこから多く、安く家具を仕入れることが出来たのだ。
そしてその北欧製の家具が、日本の中で、我が社の予想以上のヒットとなったものだから、会社の経営も右肩上がりに良く
なっている。だから、私の勤める販売促進部の仕事も、倍以上に増えたのだった。しかしそれはそれで、私にとっては嬉し
以下略



787:You Wandering In The Teacup (お題:紅茶の香り)  2/10 ◆/xGGSe0F/E[saga sage]
2013/10/23(水) 02:49:30.65 ID:KgQvzn720

 午後八時。
 今日は思ったよりも早く、仕事に一区切りつけることが出来た。
 書類の作成も終わり、私は部長や後輩に声をかけてから、帰宅をすることにした。
 会社のある駅から電車で三駅分。私の住む町はこんなにも近くなのに、二週間も帰らないだなんて、思えば不思議な感じ
以下略



788:You Wandering In The Teacup (お題:紅茶の香り)  3/10 ◆/xGGSe0F/E[saga sage]
2013/10/23(水) 02:51:11.81 ID:KgQvzn720

 七階に上がって自らの部屋の前に立っても、やはり灯りは点いたままだった。私の見間違いでもなく、リビングとダイニ
ングの灯りがそこに灯っている。表札も、間違いなく【稲葉】と言う私の苗字が記されていた。
 どうしよう、やはり警察に連絡するべきだろうか。
 どうしていいか分からずに、私が部屋の扉の前で無防備に迷っていると、いきなり扉のノブが音を立てて回されるのが分
以下略



789:You Wandering In The Teacup (お題:紅茶の香り)  4/10 ◆/xGGSe0F/E[saga sage]
2013/10/23(水) 02:52:13.94 ID:KgQvzn720

「いただきます」
 私がそう言うと、女はきらきらとした瞳で、私の事をじっと見て微笑んだ。
「うんっ、召し上がれ!」
 なんだか食べづらい。
以下略



790:You Wandering In The Teacup (お題:紅茶の香り)  5/10 ◆/xGGSe0F/E[saga sage]
2013/10/23(水) 02:53:18.56 ID:KgQvzn720

 そんなことを考えながら夕食を咀嚼していると、インターホンの音が甲高く鳴らされるのが聞こえた。
「はいはーい」
 凛と名乗った彼女は、パタパタとスリッパを鳴らしながら、玄関へと向かった。まるで私の妻として当然の義務みたいにして。
そしてすぐに玄関から、女性同士の姦しい声が聞こえてきた。
以下略



791:You Wandering In The Teacup (お題:紅茶の香り)  6/10 ◆/xGGSe0F/E[saga sage]
2013/10/23(水) 02:54:16.15 ID:KgQvzn720

 そっと私から離れた彼女は、囁くように私の耳元で喋った。
「お風呂入れてくるから、ちょっと待ってて。あ、薬箱の位置は変えてないから、早め頭痛薬飲んだ方が良いと思う。あと、
まーくんの好きな紅茶、入れてあげるから。今日は蜂蜜も入れてあげるね」
 私は目を瞑り、うとうととしながら、彼女の柔らかくたおやかな声を聴いていた。椅子にもたれたまま、先程の心から安
以下略



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