12: ◆m7QL2KBO9Y[saga]
2013/07/13(土) 22:55:39.94 ID:ATs0awmn0
「はい、そうです。えっと、僕は元々ここに居る奴。忍野っていうんですけど、そいつ会いに行くんで」
「そうか。じゃあ俺も行くわ。一応、挨拶みたいな事もしときたいし」
「わかりました。じゃあ行きましょう。結構ボロボロなんで、足下とか気を付けてくださいね」
13: ◆m7QL2KBO9Y[saga]
2013/07/13(土) 22:56:51.34 ID:ATs0awmn0
「待ちかねたよ、阿良々木くん」
教室に入った矢先に、いつものように見透かしたようなことを言って、忍野は僕達を迎えた。
「おや、今日は女の子じゃなくて、男の人を連れているんだね。もしかして、阿良々木くんにはそういう趣味があるのかな?」
14: ◆m7QL2KBO9Y[saga]
2013/07/13(土) 22:57:50.72 ID:ATs0awmn0
「そうかい。じゃあ、遠慮なく使わしてもらうぜ」
そう言うやいなや、零崎さんは教室から出ていこうとした。
「んじゃ、俺はもう寝かせてもらうとするわ。道案内サンキューな、助かったぜ」
15: ◆m7QL2KBO9Y[saga]
2013/07/13(土) 22:58:46.19 ID:ATs0awmn0
「まあ、いいや。で、阿良々木くん。今日はどういう用事なんだい?まさか流石の阿良々木くんも、道案内のためだけにここに来るなんてことはないだろう」
「なんの用って、忍に血をやるためだよ。決まってるだろ」
「あー、やっぱりそうだよね」
16: ◆m7QL2KBO9Y[saga]
2013/07/13(土) 23:00:19.13 ID:ATs0awmn0
「忍ちゃんね。僕がさっき彼女のミスタードーナツを食べちゃったから、機嫌悪くなってふて寝しちゃったんだよ」
「何やってんだよ、お前」
本当に大人気ないというか、なんというか。
17: ◆m7QL2KBO9Y[saga]
2013/07/13(土) 23:01:40.20 ID:ATs0awmn0
阿良々木暦が学習塾跡を出てから数時間後、零崎人識は行動を開始していた。
行動。忍野メメの殺害。
それは別に特別な意味を持ったことなどではけっしてなく、ただの一人の殺人鬼としての、当然の、必然の行いだった。
18: ◆m7QL2KBO9Y[saga]
2013/07/13(土) 23:02:36.18 ID:ATs0awmn0
「さてと、それじゃあいっちょ、殺し……」
「ん?零崎くんじゃないか。そんな所に突っ立って、何か僕に用かい?」
「っ!?」
19: ◆m7QL2KBO9Y[saga]
2013/07/13(土) 23:03:40.71 ID:ATs0awmn0
「かはは。傑作だぜ。何にもねえ田舎町だと思ったが、やっぱ俺ついてるな」
そう言って、人識は両手にナイフを持って臨戦態勢へと入った。
「おいおい、最近の若い子は物騒だな。ったく、何かいいことでもあったのかい」
20: ◆m7QL2KBO9Y[saga]
2013/07/13(土) 23:05:33.17 ID:ATs0awmn0
今日はここまでです。
今回は、書き溜めがあまりないので、少しずつ投下していきます。
そんなに長くはならない予定なので、良かったら最後まで見て下さい。
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/13(土) 23:06:11.45 ID:mc6kGHIAO
乙。期待
22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/13(土) 23:17:07.80 ID:hHPWZB9qo
おお、楽しみだ!
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