過去ログ - 真姫「私とことりが××になるまでの話」
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2013/07/15(月) 00:22:55.99 ID:wTB+1NBA0
今日のことりは機嫌が悪かった。私が10分遅れただけで。私は何度も謝った。そしたらことりは、美味しいチーズケーキを買ってきてくれたら許してあげると言ってきた。その言葉を聴いた瞬間、私は走り出した。
ことりは私に依存している。確かに私がいなきゃことりはなにもできない。最初のことりは私に気を使っていたが、今のことりは自分に気を使って欲しいと思っている。そしてよくわがままを言うようになった。
しばらくはそんな日々が続いた。
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2013/07/15(月) 00:25:00.56 ID:wTB+1NBA0
急いで雑誌を探し、急いで病院へ戻る。何でこんなに走っているのかというと、遅れるとまたことりが不機嫌になるからだ。「寂しかったんだよ」とか「もう帰ってこないと思って心配したんだよ」とかもう何度も聞いた台詞をまた聞かされる。その間私は謝ることしかできない。正直あの時間はつらい。
汗だくで、ぜぇぜぇ言いながら病室に戻る。最初、ことりは「そんなに急がなくていいよ」とか「無理しないでいいよ」とか言ってくれた。でも今じゃ遅いと言われる。だいぶわがままになったものだ。私のせいだけど・・・
ことりがわがままになって以降、私にとって一番辛いのは夕飯の時間だった。看護婦さんがいつものようにあのまずい夕飯を持ってくる。私のせいでグルメな患者になったことりはそれを拒んだ。でも、看護婦さんに嫌と言わず、私に嫌といってくる。これはつまり、遠まわしに「うまいものを買って来い。これはお前が食え」と言っている。私は辛かったけど、ことりの自由を奪った罪を償うために、このまずい食事を食べた。
以下略
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2013/07/15(月) 00:27:50.13 ID:wTB+1NBA0
凛「真姫ちゃん大丈夫?」
真姫「え、ええ。大丈夫よ。私は元気」
花陽「そうは見えないよ・・・」
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2013/07/15(月) 00:29:52.20 ID:wTB+1NBA0
にこ「真姫ちゃん、いい加減にしたら?」
真姫「どういうことよにこちゃん」
にこ「わかってるでしょ。ことりのことよ」
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2013/07/15(月) 00:31:52.80 ID:wTB+1NBA0
真姫「嘘じゃないわ」
にこ「嘘でしょ!」
真姫「」ビクッ
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2013/07/15(月) 00:33:37.59 ID:wTB+1NBA0
にこ「そんなことないわよ!真姫ちゃんはもう十分に罪を償ったわよ!だから、もう楽にしていいのよ!」
真姫「ダメなの!私はことりのために何でもしないとダメなの!」
にこ「それは真姫ちゃんが勝手に思ってるだけでしょ!?真姫ちゃんはもう休んでいいのよ!」
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2013/07/15(月) 00:37:00.44 ID:wTB+1NBA0
にこちゃんに思ったより長く引き止められていて、病院に着いたのはいつもより30分も遅かった。ことりは、全然笑っていなかった。
また、怖かっただの、寂しかっただの自虐説教が始まった。私はひたすら謝った。そしていつものようにパシられて、まずいご飯をことりの代わりに食べた。後はことりの自分の話をずっと聞いていた。最近は私に質問をすることなく、ずっと一人で喋っている。でもこの話を真剣に聞かないと怒られてしまう。一度怒られるとまた自虐説教が始まる。これの繰り返し。
にこちゃんと喧嘩して以降、凛や花陽ともあまり喋らなくなってしまった。いや、喋り掛けてくれるんだけど、私が自ら会話を拒否していた。
以下略
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2013/07/15(月) 00:39:35.19 ID:wTB+1NBA0
真姫「さぁ、そろそろ寝る時間よ。また手を握っててあげるから・・・」
ことり「ねぇ・・・真姫ちゃん・・・?」
真姫「?どうしたの?」
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2013/07/15(月) 00:41:24.32 ID:wTB+1NBA0
ことり「あ、あの・・・お、お・・・」
真姫「お餅?」
ことり「あっ、いや、似てるけど違くて・・・」
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2013/07/15(月) 00:43:55.75 ID:wTB+1NBA0
ことりの言っていることは滅茶苦茶だった。でも、なんていうか私の胸を触りたいという誠意は伝わった。
ことり「お願い真姫ちゃん!私の言うこと何でも聞いてくれるんでしょ!?」
真姫「」ピクッ
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2013/07/15(月) 00:46:34.20 ID:wTB+1NBA0
ことり「真姫ちゃん・・・」ソッ
ことりの手が私の胸に向かってゆっくり進んでくる。そして・・・触れた。
真姫「あっ・・・」
以下略
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