3: ◆FLVUV.9phY[saga]
2013/07/16(火) 07:14:02.79 ID:nChpEKv8o
力の抜けた体を引きずって、ようやくと家に帰りついた私は取り留めもなく、考える。
分からない、本当に、分からないわ。
あの子は、暁美さんは何を考えているのかしら。
4: ◆FLVUV.9phY[saga]
2013/07/16(火) 07:15:01.99 ID:nChpEKv8o
えぇ、まぁだから。全力で瞬殺してやりましたとも。
でも本当に、なんで敵性を見出しているはずの私に対してあそこまで命を懸けられるのかしら。
そう言えば、
5: ◆FLVUV.9phY[saga]
2013/07/16(火) 07:16:04.72 ID:nChpEKv8o
私にまた弟子が増えた。
正直に言って気が重たいわ。
だって、私に関わった魔法少女たちは遅かれ早かれ『心の温度』が下がっていってしまうから。
6: ◆FLVUV.9phY[saga]
2013/07/16(火) 07:17:02.01 ID:nChpEKv8o
ねぇ、佐倉さん。どうして今更ながらに私の前に姿を現せたのかしら。
あなたの言葉は、なんていうか、空虚に聞こえるのよね。中身がこもっていないというか、口ではなんとでも言える、というか。
けれど、事実として私とあなたはチームを解散して縁を切ったわよね。
7: ◆FLVUV.9phY[saga]
2013/07/16(火) 07:18:03.26 ID:nChpEKv8o
私は今、目の前で残酷な真実を認識した。
穢れをため込み過ぎたソウルジェムは反転し、グリーフシードを生み落して消滅する。
私はそれを、割合すんなり受け入れてしまったみたい。
8: ◆FLVUV.9phY[saga]
2013/07/16(火) 07:19:03.55 ID:nChpEKv8o
暁美さんの、ほむらさんの体の中央からドクドクと血が流れ落ちる。
ほむらさんは口からも血を流しながら私のマスケット銃を掴んで、私に微笑んで見せてくれた。
そして、
9: ◆FLVUV.9phY[saga]
2013/07/16(火) 07:20:06.36 ID:nChpEKv8o
あぁ、勝った。
私たちは勝ったのね。でも、この町は半壊ね。
残念、町を守ることは出来なかったみたい。
10: ◆FLVUV.9phY[saga]
2013/07/16(火) 07:21:13.86 ID:nChpEKv8o
終わり
依頼出してきます。
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/16(火) 08:05:20.06 ID:FQfbv53ZO
乙
よかった
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/16(火) 08:31:16.03 ID:s/HviyvP0
乙。
こういう物悲しい雰囲気好きです。
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/16(火) 09:03:44.08 ID:61xx0vKZo
いいと思います。乙
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