過去ログ - 美琴「何、やってんのよ、アンタ」垣根「…………ッ!!」4
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15: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/20(土) 23:31:16.02 ID:M4DF9N/20
「ま、さか……アイツ、……まさか……ッ!!」

長めの茶髪。まるで就職活動中の学生のような紫色のスーツ。
眼鏡をかけている。見覚えのある顔だ。どこかで見た顔だ。二度と見たくなかった顔だ。

以下略



16: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/20(土) 23:32:39.08 ID:M4DF9N/20
『わざわざ殺されにきてくれて感謝してるぜぇ?
テメェはグッチャグチャにすり潰して刻んで抉って壊して殺してやらねぇと気が済まねぇんだからよぉ!!』

だからテレスティーナが美琴に対して憎悪と殺意を抱くのは当然で。
ついでに最大の苦痛を与えて、出来る限りに屈辱に悶えさせてモルモットにしたいと思うのも当然で。
以下略



17: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/20(土) 23:37:33.04 ID:M4DF9N/20
美琴の怒りを誘う上ではこの上なく有効な言葉。
そして同時に効き過ぎる可能性も秘めた言葉。

「撤回しろッ!! あの子たちは人形なんかじゃない!!」

以下略



18: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/20(土) 23:41:56.11 ID:M4DF9N/20
御坂美琴の下らない正義感を、笑った。
妹達の存在を、笑った。
御坂美琴と妹達の馬鹿らしい姉妹愛とやらを、笑った。

「……何笑ってんのよアンタ」
以下略



19: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/20(土) 23:51:32.95 ID:M4DF9N/20
「誰よ」

その人物はぴっちりとした白い戦闘用の衣服に身を包んでいた。
仮面のような、顔全体を覆う特殊なゴーグルをかけている。
だから、顔は見えない。目や鼻、口の位置も分からない。
以下略



20: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/20(土) 23:53:16.93 ID:M4DF9N/20
「―――あ、あ……あ……」

そして御坂美琴は理解した。この少女が何者であるかを。
何のためにここにやって来たのかを。『木原』を舐めていたことを。
テレスティーナ=木原=ライフラインの抱えるあまりにも莫大な狂気を。
以下略



21: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/20(土) 23:53:47.27 ID:M4DF9N/20





以下略



22: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/20(土) 23:54:13.46 ID:M4DF9N/20
木原数多はただの人間だ。身一つでは一方通行相手に出来ることなどない。
勿論兵器類は扱えるだろうが、それこそ恋査クラスのものでないと一方通行には意味がない。
つまり。こうして一方通行と木原が対峙しているという状況そのものが、既に木原の敗北を、死を決定づけていた。

「そういう寝言は寝て言えよ一方通行。つかテメェ恋査相手に何した?
以下略



23: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/20(土) 23:54:52.09 ID:M4DF9N/20
「まぁまぁ、そう早まるなって」

臨戦態勢を取る一方通行を宥めたのは敵対する木原数多。
その顔には相変わらず腹が立って仕方のない、どこまでも人を馬鹿にした笑顔が張り付いている。

以下略



24: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/20(土) 23:55:37.01 ID:M4DF9N/20
『誰よ』

映像とセットで音声も流れた。
聞き間違えるはずもない。御坂美琴の声だ。
その言葉は目の前の白い服装をした人物への問いだろう。
以下略



25: ◆nPOJIMlY7U[saga]
2013/07/20(土) 23:56:24.63 ID:M4DF9N/20
『第三次製造計画って言えば、ミサカのことは分かるかな?』

木原数多のイカレっぷりを、知っていた気になっていた。
どれほどの外道かを分かったつもりになっていた。

以下略



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