15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/21(日) 18:28:13.70 ID:6rhxEyYMo
おつおつ
……女性?
一文が少し横に長いかも。文章としては読みやすいけど
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/21(日) 19:12:41.15 ID:2okMgakZ0
黒川さん期待
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/07/22(月) 00:37:51.61 ID:DRCRMNK30
七人目の人か!今回も期待してます
18: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/07/25(木) 17:57:05.36 ID:mcyolYMmo
「いや、長々とお時間を取らせました」
「些少なことですよ、シンデレラプロさん。こちらこそこんな小さな会社に出向いていただき、申し訳ない所ですな」
「なにを仰いますか。この業界で生き残っていることは、誇っていいと思いますぞ」
19: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/07/25(木) 17:57:39.45 ID:mcyolYMmo
(まあ、でも有能だし、うちの一番の稼ぎ頭だからなぁ)
内心そう苦笑しつつ、私は再び視線を落とし、仕事に戻る。当然のことだが、人の好き嫌いを仕事に出しているようでは社会人として半人前だ。少なくとも私はそう思っていた。
それに、あのプロデューサーの性格に難があると言えども、有能であることには違いないのだ。少なくとも、私より仕事が出来るのだから間違いはない。
20: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/07/25(木) 17:58:23.84 ID:mcyolYMmo
「社長、誰か引き抜かれることになったんですか?」
早速、一番手のプロデューサーが社長にそう尋ねていた。なんだかんだで、二番手と三番手のプロデューサーも気になるらしく、事務作業をしながら耳をそばだてている。
「ん? ああ、アイドルが二人ほど、向こうさんの目に留まったようだな。まあ、まだ確定ってわけじゃないが」
21: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/07/25(木) 17:58:56.85 ID:mcyolYMmo
(気持ちは、分からないではないけれどもね)
生憎自分はプロデューサーではないので、正確な気持ちは分からない。ただ、自分の担当していた子が評価された嬉しさと、その子が離れていくかもしれない不安さがないまぜになっているように思えた。
「で、肝心のスタッフは、どうなんです?」
22: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/07/25(木) 17:59:40.42 ID:mcyolYMmo
「君たちについて社長さんは、なかなか質は揃っているとは思うとは言っておられたが、とりたてて興味は持たれなかったようだぞ。残念だったな」
「なんだ、つまらないですね」
彼はそういって、興味を失ったように自分のデスクへと戻る。こういう鼻につく態度は、感心できないと思いつつも、
23: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/07/25(木) 18:00:06.95 ID:mcyolYMmo
「Pくん。今、手すきかい?」
しばらく作業を進めていると、社長が封筒を持ってこちらへとやってくる。私は顔を上げると、少し目を瞬かせて社長を見る。
『はい、どうかなさったのでしょうか』
24: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/07/25(木) 18:00:41.74 ID:mcyolYMmo
『わかりました、それではすぐに出ます』
「ああ、宜しく頼むよ」
私はすぐに鞄を持つと、その中へ封筒を仕舞いこみ、立ち上がる。
25: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/07/25(木) 18:01:54.96 ID:mcyolYMmo
それから十分ほど大通りを移動すると、大きな社屋が見えてきた。少しびっくりしたのは、私の住む賃貸マンションからかなり近いことだった。これならタクシーを使わず、徒歩で来た方が良かったかもしれない。
道を調べてくれば良かったと、少し後悔したが、仕方がないので今は良しとした。帰りは徒歩で戻ればいい話だ。
四階建ての新社屋は、驚くほど綺麗で、洗練されている。アイドルのための寮やトレーニング施設なども併設されているとも聞く。
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