158:以下、新鯖からお送りいたします[sage]
2013/09/02(月) 13:14:54.76 ID:BsQBGcSTo
 乙乙 
 社長はぶっとんでんね… 
159:以下、新鯖からお送りいたします[sage]
2013/09/04(水) 16:05:02.32 ID:2564NP9tO
 アイマスの社長がぶっとんでんのはアケマスの頃からだから… 
160:以下、新鯖からお送りいたします[sage]
2013/09/05(木) 08:16:26.98 ID:0V1ufc8Ko
 続きを読みたくなるなぁ 
 面白い 
161: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/09/07(土) 00:47:45.53 ID:XIq8vfkGo
 (まあ、そうなるよな……) 
  
  現実は非情である。これは私が平凡であろうと、非凡であろうと、有能であろうと、無能であろうと変わらない。 
  
  理由は単純である。 
162: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/09/07(土) 00:48:30.70 ID:XIq8vfkGo
  事の発端は、社長に言われた通り私がスカウトに勤しんでいたことである。無論、私自身としては、怪しい動きをしていたつもりはまるでないし、そのような意思はない。 
  
  ただ、往々にして本人の意思とは別に、周りから見てどうなのか、というのが世間体と言うものであり、そういう意味では私は怪しい人であったのだろう。 
  
  こうやって職務質問を受け、注意されたのがその最たる証拠であった。 
163: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/09/07(土) 00:49:12.34 ID:XIq8vfkGo
 (今日は、もうやめておこう……) 
  
  ヘタにもう一度通報されて、さっきのおまわりさんがまたやってきたら、最悪任意同行を求められる可能性だってあるんじゃないだろうか。 
  
  迷惑防止条例違反で前科がついてしまうこと請負だ。 
164: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/09/07(土) 00:49:51.09 ID:XIq8vfkGo
 (夕食を摂るか) 
  
  心の中で呟くと、私はいつも通り、あのバーへと足を運ぶことを決めた。この時間帯であれば、ちょうど営業の転換時間である。 
  
  マスターには悪いが、いつも通りのサラダセットとブレンドコーヒーを頼むことにしよう。そう思って、私は足を向ける。 
165: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/09/07(土) 00:50:17.63 ID:XIq8vfkGo
  ごっつん。 
  
  同時に、私の額へと衝撃が走った。一瞬目の前がちかちかと明滅する。一体何事だと思ったが、何のことはなかった。あの防音扉が閉まっていただけだ。 
  
 『なんだ……』 
166: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/09/07(土) 00:50:43.84 ID:XIq8vfkGo
 『……え?』 
  
  この声を私は知っている。そして同時に、この声を私は”知らない”。言葉は矛盾しているようで、矛盾していない。 
  
  防音扉を閉める事も出来ず、私は、ただ聞き入っていた。 
167: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/09/07(土) 00:51:14.60 ID:XIq8vfkGo
 「――あ、あら、Pさん?」 
  
  しばらく聞き入って呆然としていた私だったが、歌い終わった彼女は気が付いたように、そんな言葉を私に掛ける。その表情は少し恥じらいを帯びていたが、それすら私の眼には入らない。 
  
 『……千秋さん、今のは』 
168: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/09/07(土) 00:51:53.08 ID:XIq8vfkGo
  私は多少申し訳ないと思いながらも、目を閉じ、耳をそばだてる。目を閉じたのは集中するためでもあったが、恥ずかしそうにしている千秋さんに少し配慮したからだ。 
  
  もっとも、こんなことで配慮とは言わないのかもしれないが……。 
  
  しばらくすると、すぅ、という深呼吸の音が私の耳に響く。それが、二度、三度と繰り返された。そして。 
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