66: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/08/11(日) 03:22:16.59 ID:fDDiOZLHo
今回の更新は以上です。少し間が開いてしまいました。
冷房の設定温度の下げ過ぎは良くないですね。
皆さんはクーラー病にかからないように、お気を付け下さい。
67:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/11(日) 13:01:07.40 ID:MZfDVFtMo
乙乙
68:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/11(日) 18:15:36.66 ID:WTxoE8BXo
乙
この板にしては珍しい、一般小説や純文的な文体だな
69:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/11(日) 22:06:54.54 ID:PQu1k12Co
おつー
70:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/13(火) 13:25:13.78 ID:Wts6zfiOo
乙乙
体調管理は大事よね、わかるわ
71: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/08/15(木) 06:48:52.90 ID:06zt3LxLo
それから数日後のこと。
私はいつも通り、甲斐のない営業周りに出掛けていた。相変わらず仕事は取れない、宣伝もできないと、まるででくの坊だ。
今日も悲しいことだが、大して成果は得られなかった。一件だけ仕事は取れたが、大きな仕事ではない。
72: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/08/15(木) 06:49:18.45 ID:06zt3LxLo
『……気分が落ち込むことなんて考えないで、さっさと会社に戻ろう』
私はやや速足で事務所への道を進む。一つ、二つと角を曲がり、事務所のある道へと差し掛かったところだった。
『……あれは?』
73: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/08/15(木) 06:49:46.92 ID:06zt3LxLo
(シンデレラガールズ、の社長さんか。うちへ用かな)
降りた位置といい、うちの事務所を見上げる姿といい、どう見てもそうとしか思えない。なので、声を掛けようかと思ったが、ふと思い立つ。私と彼とでは彼我の地位が違うのだ。
案内をするのが私の立場では当然の選択だろうが、私の方から声を掛けるのもいささか憚られる気がした。なので、そそくさと事務所のある雑居ビルへと入ろうとしたのだが。
74: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/08/15(木) 06:50:14.47 ID:06zt3LxLo
一度聞いただけの名前と、一度見ただけの顔と、書類の名前と顔を一致させる。それがどれだけすごい事かは、私でもわかる。
やはり、この目の前の男性にも、とんでもないほどの才能があるのだ、と私は思った。
「ああ、それよりも、だ。今日そちらの社長さんは在社かな」
75: ◆m03zzdT6fs[saga]
2013/08/15(木) 06:50:43.92 ID:06zt3LxLo
『とりあえずは、お疲れのことでしょうし、立ち話をさせるのも申し訳がないのでお入りください。お荷物の方、お預かりいたしましょうか?』
「ああ、いや、結構だ。心遣いだけ受け取っておくよ」
彼はそう言い、ずんずんと歩きはじめる。まるで私が案内されているようだ、と苦笑を一つ零すも、食い下がることはせず、階段を上る。
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