115:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/28(日) 21:44:06.72 ID:rx+TYTNro
 ジャン「っ……ってぇな。オイ、ミーナ。何考えてやがるこの……」 
  
 そこまで文句を言いかけジャンは気付いた。 
 恐らく今の状態は、ミーナが仰向けに倒れ、その上に自分が乗るような体勢になっている。 
 まずこのことに想定が及んだ。 
116:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/28(日) 21:51:32.29 ID:rx+TYTNro
 明かりが灯った。 
 ぼんやりとした明かりだったため大してまぶしさも感じず、 
 ジャンはすぐにその目で現状を確認することができた。 
  
 まず扉の開く音と声に振り向くと、そこにはクリスタとユミルが居た。 
117:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/28(日) 22:00:43.60 ID:rx+TYTNro
 完全に思考が停止した。 
 どういうことだ一体。 
 何故だ。 
 何故ミーナは上着を脱いで肌着一枚になっているんだ。 
  
118:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/28(日) 22:07:20.98 ID:rx+TYTNro
 あぁ、なるほど。 
 それでユミルは汚ぇものを見る目をして、 
 クリスタは顔を真っ赤にしてオレを睨んでるのか。 
 そりゃそうだ。 
 どんな偶然か知らんが肌着の下に手まで突っ込んでるんだ。 
119:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/28(日) 22:20:12.18 ID:rx+TYTNro
 クリスタ「ミーナ、大丈夫!?」 
  
 ミーナ「ひっく、ぇうっ……」 
  
 クリスタ「こっちに来て、早く……! ホラ、服持って……」 
120:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/28(日) 22:29:52.03 ID:rx+TYTNro
 ジャン「な、なぁミーナ! 説明してくれよ! 確かにさっきのはオレが悪かった! 
     だけどよ、アレが事故だってのはお前だって……!」 
  
 しかしジャンの弁明空しく、ミーナはクリスタに連れられて部屋を出て行った。 
 後にはユミルとジャンだけが残される。 
121:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/28(日) 22:37:28.67 ID:rx+TYTNro
 ジャン「――これが紛れもない真実ってヤツだよ。マジで悪気はなかったんだ……」 
  
 ユミル「はッ……それが真実だとすりゃあ、ミーナの方から誤解を解くだろうぜ」 
  
 ジャン「だと良いがな……。事情があったにしろ、 
122:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/28(日) 22:43:21.00 ID:rx+TYTNro
 ジャン「ミーナ……」 
  
 恐らくミーナは、ジャンが本当に悪気がなかったのかを確認しに来たのだろう。 
 少なくともジャンはそういうことだと思った。 
 しかしまだ気持ちの整理がついていないのか、ミーナはなかなか話を切り出さない。 
123:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/28(日) 22:56:28.65 ID:rx+TYTNro
 ジャン「!」 
  
 ミーナ「もう良いよ、頭を上げて」 
  
 ジャン「ゆ……許してくれる、ってことか……?」 
124:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/28(日) 22:59:28.67 ID:rx+TYTNro
 男子部屋 
  
 マルコ「! ジャン、随分遅かったじゃないか。何をしてたんだ?」 
  
 ジャン「まぁ色々とな」 
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