165:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/30(火) 20:21:16.11 ID:sLmOP1Juo
 エレン「マジかよ……! ミカサ、そっちを持て! 棚を起こすぞ!」 
  
 ミカサ「わかった!」 
  
 エレン「行くぞ、せーのっ、うおっ!?」 
166:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/30(火) 20:28:04.25 ID:sLmOP1Juo
 エレン「しかし災難だったな……棚の下敷きになるなんてよ」 
  
 ミカサ「でも、勝手に倒れるなんて……」 
  
 アニ「…………」 
167:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/30(火) 20:34:44.90 ID:sLmOP1Juo
 アニ「…………」 
  
 また庇われた。 
 別にそんなことをする必要なんてないのに、二度も庇われた。 
 こういうのを良い人っていうんだろうけど……正直、理解できるタイプじゃない。 
168:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/30(火) 20:39:25.79 ID:sLmOP1Juo
 立ち上がろうとして地面に付いたアルミンの肘が、がくりと折れた。 
 どうやらほとんど力が入らないらしい。 
  
 エレン「大丈夫かよ、随分疲れてるみたいだが……」 
  
169:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/30(火) 20:46:12.11 ID:sLmOP1Juo
 ミカサ「? アニ?」 
  
 エレン「……?」 
  
 アニはエレンやミカサの横を通り、座っているアルミンの目の前に立った。 
170:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/30(火) 20:52:44.49 ID:sLmOP1Juo
 翌日。 
 エレンとアルミンは廊下を歩いて食堂へ向かう。 
 が、アルミンはやはりというか…… 
  
 アルミン「いたたっ……うぅ、参ったなぁ……」 
171:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/30(火) 20:59:02.23 ID:sLmOP1Juo
 そんなことを廊下で話していた、その時。 
 小さめの影が1つ、通りがかった。 
  
 アニ「…………」 
  
172:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/30(火) 21:05:52.52 ID:sLmOP1Juo
 アルミン「!」 
  
 エレン「あぁ、それはもうミカサが……」 
  
 アルミン「う、うん! そうするよ。ありがとう、アニ」 
173:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/30(火) 21:11:24.31 ID:sLmOP1Juo
 食堂 
  
 エレン「しかしアルミンの奴、様子が少し変じゃなかったか?」 
  
 ミカサ「アニも何か変だった……。昨日、何かあったのかも」 
174:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/30(火) 21:16:18.40 ID:sLmOP1Juo
 ミーナ「? そうなんだ。あ、話は変わるけどエレン、昨日……」 
  
 と、別の話題を切り出したミーナだったが、 
 ふとエレンから視線を逸らしたかと思うとそこで言葉は切れた。 
 不思議に思い、エレンはミーナの視線を追う。 
175:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/07/30(火) 21:21:28.95 ID:sLmOP1Juo
 エレン「……ミーナお前、ジャンと仲良かったっけ?」 
  
 ミーナ「えっ? あー……まぁ、前に比べたらちょっとは」 
  
 エレン「……? そうなのか?」 
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