過去ログ - 八幡「だから…………さよならだ、由比ヶ浜結衣」
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409: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/09/02(月) 21:32:29.14 ID:KhUE3YQs0
ごめんなさい、雪ノ下さん。また嘘つきました。ホントはちょっとだけしました。しかしそんなこと言えるわけないし、

声がうわずったのもたぶん気のせいです。俺の反応はまるで無視して雪ノ下は話し続ける。

「今さらそんなこと思わないわよ…………それより…………早く、来てね」
以下略



410: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/09/02(月) 21:35:11.29 ID:KhUE3YQs0
バスに乗って十数分、雪ノ下のマンションの最寄りのバス停に着く。建物はすぐ見えているのに、ここからまたちょっと

歩くんだよな。敷地内の庭園を横目にしながら数分後、ようやく入口に辿りついた。自動ドアの前に立って中に入ろうと

するが…………開かねぇ。どうやら俺は機械にも認識されていない存在の模様。周りに誰もいなかったので、何度か立つ
以下略



411: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/09/02(月) 21:45:43.71 ID:KhUE3YQs0
複数の鍵が開く音と重厚そうな扉の音が聞こえて、雪ノ下の部屋の扉が開かれる。わざとなのかどうかよくわからないが、

以前文化祭前に俺と由比ヶ浜で彼女の家に行った時と同じような格好をしていた。単にこういう服装が好きなだけなの

かもしれない。俺が立ちっぱなしでいるのを見て、手招きする。彼女の表情はいつも通りといった感じだ。
以下略



412: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/09/02(月) 22:00:24.86 ID:KhUE3YQs0
しばらくして、プレートの上にソーサーとカップを乗せて雪ノ下が紅茶を運んできた。彼女は俺が座っている二人掛けの

ソファの前にあるリビングテーブルの上にそれを置く。そして俺の隣に腰を下ろしたところで、彼女は口を開いた。

「……どうぞ」
以下略



413: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/09/02(月) 22:13:18.21 ID:KhUE3YQs0
「雪ノ下は紅茶を淹れるのも上手だよな」

「…………普通に淹れているだけだと思うのだけれど」

「その普通ができない奴が多いんだよ、案外。世の中そういうものだ」
以下略



414: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/09/02(月) 22:24:51.30 ID:KhUE3YQs0
「それが何かは色々あると思うんだが…………まずは雪ノ下が話したいことからで……いいんじゃないか?」

「そう…………それはありがとう、比企谷くん」

そう言って雪ノ下はニッコリと微笑んだ。これが並の男子ならコロッとやられちゃうな。しかし、俺はその笑顔にほんの
以下略



415: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/09/02(月) 22:26:15.72 ID:KhUE3YQs0
今回はここまでです。次回もちょっと切るところに悩みそうなので時間かかるかもしれません。週末までを目途に投下
したいと思います。


416:以下、新鯖からお送りいたします[sage]
2013/09/02(月) 22:30:36.71 ID:NjTILtjwo
乙うわぁぁぁあぁああああぁぁ


417:以下、新鯖からお送りいたします[sage]
2013/09/02(月) 22:33:00.60 ID:PMoP6wsc0

こうきたか…


418:以下、新鯖からお送りいたします[sage]
2013/09/02(月) 22:47:56.07 ID:v/beB2Ws0

続きが気になって夜も眠れない・・・


419:以下、新鯖からお送りいたします[sage]
2013/09/02(月) 23:31:43.89 ID:lnAVN8/Uo
雪乃ルートきたか


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