過去ログ - 八幡「だから…………さよならだ、由比ヶ浜結衣」
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719: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/10/06(日) 20:23:35.75 ID:LeQZFUAM0
どうにかこうにか、これから先の二人の関係についての提案を話し終わり、俺の口からは安堵の息が漏れた。

由比ヶ浜はある程度納得しているようにも見えるが、案の定この質問が自分に向かって突き刺さってくる。


以下略



720:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/10/06(日) 20:25:40.11 ID:Kv6V5xAeo
終りに近づいてる感じがするな


721: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/10/06(日) 20:27:15.94 ID:LeQZFUAM0
俺は顔を上げて由比ヶ浜を見ると、彼女とまた見つめ合うような体勢になった。由比ヶ浜は怒っているようでも悲しんで

いるようでもなく、その顔からどんな感情かを読み取ることはできなかった。普段は表情や仕草などが饒舌なだけに、

そんな彼女の様子に違和感を覚える。唯一感じられたサインは、“話を聴く”ことただそれだけだった。
以下略



722: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/10/06(日) 20:30:43.21 ID:LeQZFUAM0
俺は、視線をさっき握られた手から由比ヶ浜の目に戻して再び話し出す。

「でも、いつの間にか……俺にとって由比ヶ浜結衣は“そういう”存在になっていて……俺は、これ以上距離を詰められる

のが……怖かった。そういうこともあって……俺は修学旅行の時にあんなことをして……結果的に由比ヶ浜を傷つける
以下略



723: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/10/06(日) 20:33:40.21 ID:LeQZFUAM0
「それで……土曜日に……『別れよう』って……そう、言ったってこと?」

「そうだ。さすがに今回ばかりは先に由比ヶ浜が悲しむということはわかっていたし、本当に失望されて離れられても

おかしくないと思っていた。そういう別の意味でも怖かったといえば怖かった。もうその時にはどうしようもなく俺は
以下略



724:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/10/06(日) 20:34:01.18 ID:2/DMjuotO
八幡めんどくせeeeeeeeeeeeee


725: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/10/06(日) 20:38:39.12 ID:LeQZFUAM0
言いたいことを言い終わって、俺は少し下を向いて安堵のため息を漏らしてしまう。顔を上げて由比ヶ浜の方を見ると、

瞳が少し濡れているのがわかった。俺がまた話しかけようとすると、手がほどかれて後ろを向かれてしまう。由比ヶ浜は

俺に背中を向けたまま何やらぶつぶつ言っていた。何をつぶやいているのかまでは聞き取れない。
以下略



726: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/10/06(日) 20:43:08.39 ID:LeQZFUAM0
二人の鼓動と息の音以外は何も聞こえない状態がしばらく続き、少し落ち着いたのか由比ヶ浜は両手を俺の体から解き、

顔も離して元の距離に戻す。正面に向き合う状態になって由比ヶ浜は両手を後ろに回し、ほんの少し毒のあるような笑顔

で小首をかしげて俺の方を見てこう尋ねてくる。
以下略



727: ◆QiIiNKb9jA[saga]
2013/10/06(日) 20:44:16.62 ID:LeQZFUAM0
今回はここまでです。次回は火・水を目途に


728:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/10/06(日) 20:46:04.83 ID:0Wvx9uEEo
このスレ見てから原作読んでみたけど、可愛いというか、いじらしい主人公だよな。
おっさんがラノベ読んでるのも変だけど。


729:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/10/06(日) 21:06:24.56 ID:k4E+hJw40
ざきやまが?
俺ガイルのスレに?


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