過去ログ - 八幡「だから…………さよならだ、由比ヶ浜結衣」
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◆QiIiNKb9jA
[saga]
2013/10/19(土) 23:49:09.54 ID:IdSKSuAc0
「あなたは自分が変わってしまうことを恐れるというか、どこか嫌がっているようだけれど…………でも、そもそも自分
にとっての自分そのものがブラックボックスみたいなところもあるでしょう?」
「ああ、確かに俺の中には黒歴史がたんまり詰まっているが……ってやかましいわ!」
以下略
833
:
◆QiIiNKb9jA
[saga]
2013/10/19(土) 23:52:10.19 ID:IdSKSuAc0
なるほど。確かにそういう考え方もできなくはない。いや、むしろもっと早くに思いついていてもおかしくはなかった。
でも、今までそういう発想が何故自分になかったのかもなんとなくはわかる。それは俺がぼっちだったからだ。だから、
以下略
834
:
◆QiIiNKb9jA
[saga]
2013/10/19(土) 23:55:16.10 ID:IdSKSuAc0
雪ノ下はそう言って顔を背けてしまった。こちらからは少し上気した頬しか見ることはできない。彼女が口にした内容
とその表情のせいでなんだか妙な気分になりかけていると、雪ノ下の方からまた声が聞こえてくる。
「それに、あなたは…………自分でそういう意図がなかったとしても……他人の引き出しをかなり開けてしまっている
以下略
835
:
◆QiIiNKb9jA
[saga]
2013/10/20(日) 00:03:45.88 ID:tpDvOo3h0
「それは――――――――今は待っていてほしいということしか俺の口からは言えない。俺は来週の月曜日から奉仕部に
行くつもりでいるが、その日は俺が連絡するまで少し教室で待っていてもらってもいいか?」
以下略
836
:
◆QiIiNKb9jA
[saga]
2013/10/20(日) 00:07:09.85 ID:tpDvOo3h0
「…………わかったわ、比企谷くん。顔を……上げて?」
彼女の言う通りにすると、少しあきれ顔で雪ノ下は俺の方を見つめてきた。彼女が感情を表に出さなかったことが、
かえって俺の胸を締めつける。気休めにしかならないとは思うが、俺はこんなことを口にする。
以下略
837
:
◆QiIiNKb9jA
[saga]
2013/10/20(日) 00:10:28.84 ID:tpDvOo3h0
「比企谷くんはきちんと由比ヶ浜さんのことを幸せに…………いえ、そういう言い方は良くなかったわね。それでは、
ええと…………比企谷くんはきちんと由比ヶ浜さんに枷をはめてもらいなさい」
雪ノ下の目つきと口にした内容に俺は戦慄を覚え、頭から変な汗が出そうになる。
以下略
838
:
◆QiIiNKb9jA
[saga]
2013/10/20(日) 00:19:01.02 ID:tpDvOo3h0
「とりあえず、それはわかったが…………お前はいいのかよ?その……俺に枷をはめなくても」
「私もそうしたいのはやまやまなのだけれど…………先に由比ヶ浜さんにガッチリと枷をはめてもらってからでも遅く
はないのではないか、と思って……」
以下略
839
:
◆QiIiNKb9jA
[saga]
2013/10/20(日) 00:24:09.50 ID:tpDvOo3h0
――――そこまで思い出して、俺は意識を外界に戻した。
外を見ると、いつの間にか空はもうかなり暗くなっていた。
以下略
840
:
◆QiIiNKb9jA
[saga]
2013/10/20(日) 00:26:08.25 ID:tpDvOo3h0
今回はここまでです。予定通り、次で完結します。月・火あたりを目途に
841
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2013/10/20(日) 01:41:42.82 ID:t88rT8ZAO
乙。雪乃も結衣も可愛いSSは良いものだ
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