過去ログ - 【R18】京太郎「おもち少女から和了ると発情させる能力かぁ」巴「その9ね」
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564: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/08/31(土) 22:19:55.69 ID:1++sl8Eko

―― 二人が帰路についた時、既に周囲は黄昏時となっていた。

夕暮れ時の独特のギラギラとする赤い日差し。
それを受ける二人の手には大きな袋が2つぶら下がっていた。
以下略



565: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/08/31(土) 22:29:14.64 ID:1++sl8Eko

まこ「ん?どうしたんじゃ?」
京太郎「いや、先輩はやっぱり可愛いと思いまして」
まこ「はぁ…またそれか」

以下略



566: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/08/31(土) 22:36:14.55 ID:1++sl8Eko

まこ「と言うか…そもそもお前はそうやって可愛いと言ってわしに何をさせたいんじゃ?」
京太郎「何をって…うーん…」

それでもそう尋ねるのは彼女が、京太郎の意図を察する事が出来ていないからだ。
以下略



567: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/08/31(土) 22:47:01.31 ID:1++sl8Eko

京太郎「先輩は凄い人ですよ。麻雀も勉強も仕事も、おおよそ何でもしっかりこなせているじゃないですか」
まこ「それは…わしが年季が入っとるだけで…続ければ誰にだって出来るもんじゃ」

そこから放たれる賛辞の言葉に、まこはそっと首を振った。
以下略



568: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/08/31(土) 22:59:45.18 ID:1++sl8Eko

京太郎「それよりも誰かに優しく出来るとか、後輩を指導出来るとかそういう事の方が俺は大事だと思いますよ」

それが出来ない人がいる以上、それもまた一種の才能だ。
そう思いながらも口に出さないのは下手をすれば部長である竹井久の侮辱になりかねないからである。
以下略



569: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/08/31(土) 23:04:37.40 ID:1++sl8Eko

まこ「(でも…)」

そう。
でも、それは後輩の優しさだ。
以下略



570: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/08/31(土) 23:11:41.78 ID:1++sl8Eko

京太郎「そ、それにですね!先輩がダメなら先輩の完全下位互換の俺はどうなるんですか!それこそゴミ呼ばわりされても文句が言えませんよ」

瞬間、放たれる言葉はさっきとは違って、軽い冗談めいたものであった。
真剣そのものであった雰囲気を自身から崩すそれに京太郎は逃げたのである。
以下略



571: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/08/31(土) 23:17:44.48 ID:1++sl8Eko

まこ「(あぁぁぁ!!わ、わしは何を言っておるんじゃああああ!?)」

申し訳なさを感じる京太郎の前で、まこは自分の態度に頭を抱えた。
確かに冗談めかした京太郎に呆れたのは事実であるが、それをそのまま表に出すよりもやる事は幾らでもある。
以下略



572: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/08/31(土) 23:23:52.97 ID:1++sl8Eko

京太郎「あ…」
まこ「え…?」

そんな自分が涙が出るほど情けなくなった頃、当然、まこの前で京太郎が上を見上げた。
以下略



573: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/08/31(土) 23:30:54.61 ID:1++sl8Eko

京太郎「(俺はまだ良い…!でも…先輩は…!)」

京太郎に恥を掻かすまいと普段とは違うオシャレをしてきたまこ。
その身体にまとっているのは、彼女のお気に入りであるワンピースなのだ。
以下略



574: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/08/31(土) 23:37:50.51 ID:1++sl8Eko

まこ「あ…あの…き、京太郎…?」
京太郎「なん…あ、す、すみません…!」

そんな彼に呼びかけるまこの声に、京太郎はついつい振り向いてしまいそうになる。
以下略



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