過去ログ - 【R18】京太郎「おもち少女から和了ると発情させる能力かぁ」巴「その9ね」
1- 20
657: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:06:14.76 ID:DtkKb4Jxo

小蒔「んー…こうでしょうか?」

そう言いながら小蒔が見つめているのはある雑誌の1ページだ。
クリスマス特集と銘打たれたそのページには手編みのマフラーの作り方が書いてある。
以下略



658: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:06:44.11 ID:DtkKb4Jxo

小蒔「どうぞ」
霞「失礼します」

そんな彼女が告げる言葉に一つ断ってから入ってきたのは、小蒔に良く似た顔の女性であった。
以下略



659: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:07:14.13 ID:DtkKb4Jxo

霞「(ううん…それだけじゃないわよね…)」

誰よりも小蒔の身近にいた霞には分かる。
小蒔は昔とは比べ物にならないくらいに明るい少女になった。
以下略



660: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:07:48.34 ID:DtkKb4Jxo

小蒔「次やったら罰ゲームですからね」
霞「ば、罰ゲームって…」

とは言え、それは霞の中でとても小さなものだった。
以下略



661: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:08:16.34 ID:DtkKb4Jxo

霞「…小蒔ちゃんは今、幸せ?」
小蒔「えぇ。勿論です」

断言するようなその言葉は、まったく疑いのないものだった。
以下略



662: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:08:55.98 ID:DtkKb4Jxo

霞「でも、須賀君の傍には一杯、女の子がいるのよ」
小蒔「知ってます。その人たちが私よりも素晴らしい人だって事も」

それでも、紡いだ言葉が負け惜しみなのか、霞自身にも分からなかった。
以下略



663: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:09:32.16 ID:DtkKb4Jxo

霞「…そう。ごめんなさい。変な事言ってしまったわね」
小蒔「良いんですよ。私だって…今の状況が異常だって分かってるんですから」

霞の言葉に、小蒔はその笑みを崩さずにそう返した。
以下略



664: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:10:01.68 ID:DtkKb4Jxo

小蒔「それに何より…私に霞ちゃんたちって言う…大事な家族を作ってくれたんです」

そして最後に浮かび上がってきたのは目の前の霞たちを筆頭とする家族の事だ。
土台こそ幼い頃から出来ていたとは言え、こうして家族と呼べるようになったのは最近である。
以下略



665: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:10:31.45 ID:DtkKb4Jxo

小蒔「ここに『LOVE♥』って入れるんですよー」
霞「そ、そう…?」

そう言って小蒔が見せる真っ赤なマフラーに霞はその頬を引き攣らせた。
以下略



666: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:11:00.09 ID:DtkKb4Jxo

霞「(とは言え、手伝う訳にもいかないでしょうし…)」

そんな苦労も乗り越えてきた霞が手を貸せば、小蒔はきっとすぐさまそれを完成させる事が出来るだろう。
だが、そうやって手を貸せば、それは小蒔の望むものにならない事くらい霞にも良く分かっていた。
以下略



1002Res/1062.02 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice