過去ログ - 【R18】京太郎「おもち少女から和了ると発情させる能力かぁ」巴「その9ね」
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677: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:17:05.13 ID:DtkKb4Jxo

和「(その所為か…最近は少しずつ京太郎君も甘えてくれるようになりました…♥)」

その他、大小様々なアピールの結果、京太郎は少しずつそのタガを緩ませ始めていた。
それまでは和や小蒔の前では頼れる男でいなければ、と彼なりに自分を戒めていたのである。
以下略



678: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:17:38.89 ID:DtkKb4Jxo

和「(もっと早くに素直になっていれば…もしかしたら…)」

小蒔が長野に転校してくる前に…和が二人に決意表明をしていればまだ話は違ったかもしれない。
二人は必要以上に和に遠慮する事はなく、きちんとした場で戦えたかもしれないのだ。
以下略



679: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:18:11.68 ID:DtkKb4Jxo

「…和」
和「ひゃぅ!?」

天性の才能とまで言って良い、並桁外れた集中力。
以下略



680: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:18:43.64 ID:DtkKb4Jxo

和「(それに…お父さんは京太郎君の事を嫌っているみたいですし…)」

以前、京太郎が原村邸を尋ねた時、応対したのは彼だった。
その時から彼は口には出さないものの、京太郎の事を嫌っているのである。
以下略



681: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:19:23.79 ID:DtkKb4Jxo

和「あの…今日は早いんですね」
「あぁ…少し顔を合わせるだけだったからな」

そんな娘の言葉に彼は小さく頷きながら、ネクタイを緩める。
以下略



682: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:19:53.48 ID:DtkKb4Jxo

「(結局は…私も追求する事を恐れていただけなのかもしれないな)」

久方ぶりに感じる自分の狼狽に彼は自嘲気味にそう思った。
寛容で理解力のある父親…というポーズを取っていただけで、結局は自分に不都合な事実から逃げていただけなのだと。
以下略



683: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:20:38.97 ID:DtkKb4Jxo

「何だ?もっと言われたかったのか?」
和「そういう訳じゃ…ないですけれど…」

そんな娘に返される彼の声は少しだけ浮かれたものになっていた。
以下略



684: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:21:12.08 ID:DtkKb4Jxo

「そして…お前は私に似て頑固だからな。親に言われた程度で自分を曲げはしないのは…私が良く分かっている」

そう言いながら彼が自嘲気味に笑うのは、自身もまたそうやって親と衝突した経験が少なからずあったからだ。
特に恋愛関係では一度も譲った事はなく、今の妻との結婚も半ば強引に強行した経緯がある。
以下略



685: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:21:39.53 ID:DtkKb4Jxo

和「あの…」
「ん?」
和「…有難うございます」
「…別に…感謝されるような事じゃない」
以下略



686: ◆phFWXDIq6U[sage saga]
2013/09/06(金) 23:22:22.37 ID:DtkKb4Jxo

「…そうか」

それを感じ取りながらも、父は何も言わなかった。
代わりにコップに入った牛乳を一気に口の中へと流し込む。
以下略



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