過去ログ - 少女「有言実行、しましょうか」
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22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/17(土) 07:34:59.53 ID:VfshwIjCo
期待


23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/17(土) 12:32:25.85 ID:MfA7nrQBo
面白くなりそう期待


24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/21(水) 07:24:20.94 ID:VaD9LQFE0
期待



25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/08/23(金) 16:25:43.04 ID:d85526kY0
期待。


26: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2013/08/24(土) 09:30:57.79 ID:Eikl4zs70
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 大きく伸びをして、激痛に思わず屈んでしまいました。声も出ない、とはまさにこのこと。全身が痛くてどこが痛いのかわからないくらいです。

 唐突に、闇夜にあって一際大きく着信音が鳴り響きました。私のものではありません。ということは、この体操服のものでしょうか。
以下略



27: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2013/08/24(土) 09:32:18.93 ID:Eikl4zs70

 まだ着信は鳴っています。まるで私が出るのを待っているかのように。

少女「『天網恢恢疎にして漏らさず』」

以下略



28: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2013/08/24(土) 09:33:49.64 ID:Eikl4zs70

少女「それで、『天網恢恢疎にして漏らさず』さん、どうして電話を」

??「ん? 私の生き様を知ってるの?」

以下略



29: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2013/08/24(土) 09:34:23.35 ID:Eikl4zs70
――――――――――――――――――――――

 眼が覚めたら激痛は消えていました。崩壊した我が家も元通り。あのぬいぐるみは約束を違えることはなかったようです。有言実行、さすがですね。
 まさか全てが夢だったのではと逡巡します。手を繰り返し、ぐーぱー、ぐーぱー。

以下略



30: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2013/08/24(土) 09:34:54.99 ID:Eikl4zs70

 とはいえ昨晩の出来事が夢でないのなら、私は絶賛戦時中みたいなものでしょう。片足どころか両足を突っ込んだレベルで。後悔はしていませんし、死ぬことも……怖くないと言ったら嘘になりますけど。
 ただ、リターンを得るためには相応のリスクを得なければならないことも事実。この世から嘘を消し去るという目的のためには、命を懸けるだけの価値があります。

 静謐な空気を味わいながら、私は教室の扉を開きます。HRの十分前。これが私のいつもの登校時刻なのです。
以下略



31: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2013/08/24(土) 09:35:39.28 ID:Eikl4zs70
 
黒マント「ここは常しえの魔境! 我が異能を以て塵と化すがいいわ!」

 黒マントの目が妖しく光りました。黒い光を放って、同時に椅子や机が同様の光を帯び、がたがたがたっと持ち上がります。触れることなく。

以下略



32: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2013/08/24(土) 09:38:20.74 ID:Eikl4zs70

 そこで私は昨日の電話の主を思い出します。『天網恢恢疎にして漏らさず』。考えられるのは今のところあいつしかいませんが、果たして。

 それにしてもこの静けさです。人っ子一人の気配すらありません。いや、もともと気配なんて読めませんけど、なんにしても、夢じゃなかった。

以下略



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