52: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2013/08/30(金) 22:56:22.97 ID:UCOHuY5k0
  
  あぁ、気分がいい。 
  世界はどこまでも広がっていて、誰もがちっぽけな存在の中で、私は、私だけが、唯一無二だ。 
  だから全員死ね。 
  
53: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2013/08/30(金) 22:56:51.39 ID:UCOHuY5k0
  
 黒マント「どうせ骨格も性根も歪み切ってるんだから」 
  
  口に出た言葉は二人には聞こえなかったみたいだ。けど、関係なしに近づいてくる。下品な大股で。 
  
54: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2013/08/30(金) 22:57:30.93 ID:UCOHuY5k0
  
  踵の踏み潰された、裸足で穿かれて水虫の温床になっているであろうローファーが、私のつま先をぐりぐりとやる。 
  
 不良A「ま、あんたみたいなキモオタ、誰も買わないと思うけどね」 
 不良B「顔も体も性格も、いいところひとっつもないもんね。ぎ、ん、じ、ま」 
55: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2013/08/30(金) 22:58:00.22 ID:UCOHuY5k0
  
  残るもう一匹は腰を抜かして立てそうになかった。じわりじわりと地面に広がっていく、血ではない染み。失禁したのだ。ガキか。 
  
  汚い。 
  死ね。 
56: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2013/08/30(金) 22:58:39.00 ID:UCOHuY5k0
  
 金髪「ボクちゃんの餌食になりにきたのかなぁあああああっ!?」 
  
  金髪が飛びかかってきた。速い。躊躇がない。 
  包丁とナイフを展開――しかし怯まない。 
57: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2013/08/30(金) 22:59:34.40 ID:UCOHuY5k0
  
  「悪即斬」と呼ばれたのは詰襟姿の少年だった。情熱的な顔つきで私を一瞥すると「早く逃げろ」とだけ呟いて、木刀を構える。 
  
 詰襟「何故人を殺す」 
  
58: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2013/08/30(金) 23:13:55.32 ID:UCOHuY5k0
 短いですが、今回の投稿はここまでとなります。 
 九月いっぱいまで、週一で10レス〜20レスくらいの投稿ペースだと思われます。 
  
 wikiに金髪と詰襟の情報を追加。 
 ビジュアル、能力説明はまだです。 
59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/31(土) 00:25:30.35 ID:ct8agbJ4O
 まだ100もいってないのにすげえボリューム 
 頑張って!楽しみにしてる 
60:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/31(土) 08:01:56.77 ID:+JsZnXdcO
 乙 
61:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/08/31(土) 08:23:51.82 ID:Gi612bYDo
 乙です 
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