過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part 6
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48: ◆lhyaSqoHV6[sage]
2013/08/19(月) 07:12:32.09 ID:VHs+KO40o
憤怒の街で各勢力が色々と動いているその頃〜的なものを投下


49: ◆lhyaSqoHV6[saga]
2013/08/19(月) 07:13:06.59 ID:VHs+KO40o

大量に発生したカースが街一つを占拠し世間を騒がせ始めて数日後。
丹羽仁美は学校帰りに街を歩いていた。
小娘だてらに長物を振り回し退魔士を名乗ってはいるが、彼女の本業はあくまで学生だった。

以下略



50: ◆lhyaSqoHV6[saga]
2013/08/19(月) 07:13:49.44 ID:VHs+KO40o

あやめに対しては『憤怒の街』の惨状に際し、「自分達が出来る事は何も無い」などと突き放すような言葉を投げつけてしまったが、
仁美自身は、実際にはそのような事はないだろうと考えていた。

仁美は幼い時分より異形と戦うための厳しい修行を積んできていた。
以下略



51: ◆lhyaSqoHV6[saga]
2013/08/19(月) 07:14:55.68 ID:VHs+KO40o

仁美「(一意専心! ……は、ちょっと違うかな……初志貫徹? これも違うか……)」

仁美「(まあとにかく、アタシはこの街を守るって決めたんだから、それを通すまでよ!)」

以下略



52: ◆lhyaSqoHV6[saga]
2013/08/19(月) 07:16:34.41 ID:VHs+KO40o

悲鳴の聞こえた現場にたどり着くと、辺りは騒然となっていた。
なにやら見たことの無い黒い物体が、人を襲っているのが見える。
その物体は、どうやらカースであるらしいが、その形は獣──狼の様な姿を取っていた。
総数は八体ほどだ……数も多い。
以下略



53: ◆lhyaSqoHV6[saga]
2013/08/19(月) 07:19:36.25 ID:VHs+KO40o

仁美「遠からん者は音に聞け!」

狼型を串刺しにした槍を地に突き立て、自らを奮い立たせるように叫ぶ。

以下略



54: ◆lhyaSqoHV6[saga]
2013/08/19(月) 07:21:05.86 ID:VHs+KO40o

カースの群れとの遭遇場所からかなり離れたところまで来たところで、仁美は殺気を感じた。
周囲を見渡すと、数匹の狼型が追いついてきているのが見える。

仁美「松風、頭下げて!」
以下略



55: ◆lhyaSqoHV6[saga]
2013/08/19(月) 07:22:45.57 ID:VHs+KO40o

松風『仁美よ、俺の全速力なら、今ならまだ包囲を突破して逃げる事も出来るぞ……敵の数も減ったしな』

松風『だが、これ以上戦うつもりでいるなら、そのチャンスもすぐに無くなるだろう』

以下略



56: ◆lhyaSqoHV6[saga]
2013/08/19(月) 07:25:25.42 ID:VHs+KO40o

仁美「こんな奴ら、アタシ一人でも何てことないってこと!」

痺れを切らし、正面から飛びかかってきた二匹の狼型を横薙ぎに払い核ごと真っ二つに、
返す石突で別方向から飛び込んできていた一匹を強打する。
以下略



57: ◆lhyaSqoHV6[saga]
2013/08/19(月) 07:26:44.01 ID:VHs+KO40o

それからも数度、狼型の突進と仁美の迎撃の応酬が続いた。

狼型の攻撃により、仁美の身体には致命傷とまではいかないものの無数の切り傷が出来上がっていた。
対して狼型の方は大した損傷も無く──そもそも、カースの特性として、核を攻撃できなければ体表の損傷などはすぐに回復してしまうのだ。
以下略



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