3: ◆bvqVN1tP96Fx[saga]
2013/08/18(日) 19:39:09.16 ID:3zfOmQ280
  
  一方、郊外の再開発は大分遅れてしまった。そこに四季は無い。 
 人工物が全てを支配し、古びた工場が林立している。 
  
  
4: ◆bvqVN1tP96Fx[saga]
2013/08/18(日) 19:42:53.17 ID:3zfOmQ280
  
  そんな二面性を持つ見滝原に「災いを招く者」が現れる。 
 ヴァルプルギスの夜――と呼称されていたが、いささか彼女には似つかわしくない。 
 私は〔    〕と呼んでいる。情報規制が敷かれているので、あなたは真実を知るすべは無かった。 
  
5: ◆bvqVN1tP96Fx[saga]
2013/08/18(日) 19:45:34.84 ID:3zfOmQ280
  
  
  
  一ヶ月の間に数万人の命が奪われた 
  
6: ◆bvqVN1tP96Fx[saga]
2013/08/18(日) 19:47:05.91 ID:3zfOmQ280
  
  
 さて、追体験と言っても性質上、別の何かを識るかも知れないな。 
 そこらへんは愛嬌だ。御託はこの辺にして早速準備しようか。 
  
7: ◆bvqVN1tP96Fx[saga]
2013/08/18(日) 19:54:24.66 ID:3zfOmQ280
  
 ―――――――――――――――――――――――――――――― 
 『』内は織莉子とマミさんの発言。一部描写省略。一部台詞、描写追加。 
 既存の台詞変更なし。時系列順に並び替えました。 
 〔〕←個人へのテレパシー ≪≫←複数人数へのテレパシー  
8: ◆bvqVN1tP96Fx[saga]
2013/08/18(日) 19:56:58.07 ID:3zfOmQ280
  
 少女が目を覚ます。名前は暁美ほむら。 
 今にも折れてしまいそうな華奢な体つきに艶やかな黒い髪の毛。 
 白くてか細い指が、赤いフレームを掴み上げる。 
  
9: ◆bvqVN1tP96Fx[saga]
2013/08/18(日) 20:01:37.30 ID:3zfOmQ280
  
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 二十五日 
10: ◆bvqVN1tP96Fx[saga]
2013/08/18(日) 20:03:45.64 ID:3zfOmQ280
  
 走り高跳びで百七十センチを悠々と飛び越えるほむら。 
 先ほどの数学の授業で貼られたレッテルは消え去り、 
 多数のクラスメイトに囲まれて、ほむらは満足そうにはにかんでいる。 
  
11: ◆bvqVN1tP96Fx[saga]
2013/08/18(日) 20:09:11.21 ID:3zfOmQ280
  
 「また明日ね」 
  
 「はい、また明日」 
  
12: ◆bvqVN1tP96Fx[saga]
2013/08/18(日) 20:12:12.99 ID:3zfOmQ280
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 刹那。ほむらの目の前が淡い光で包まれる。 
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