過去ログ - 後輩「わたしは、待ってるんですからね」
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483:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/23(月) 17:42:48.70 ID:BMk4ZBhio

「ときどき、わたしも変だって思うんだよ」

「……なにが?」

以下略



484:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/23(月) 17:43:57.72 ID:BMk4ZBhio

 あの霧の日、一番大きなダメージを受けたのは、まちがいなくこいつだろう。
 いや、そもそもの話、それ以前から、俺たちの家はとっくに破綻していた。

 両親は顔を合わせれば喧嘩を繰り返していた。
以下略



485:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/23(月) 17:44:29.82 ID:BMk4ZBhio

 強迫観念。

 だから俺は妹と話すとき、いつもどこか後ろめたく思っている。
 妹だって、心のどこかで怯えている。そういうふうに感じる。
以下略



486:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/23(月) 17:45:16.63 ID:BMk4ZBhio

「だって、おまえはさ、ちょっと嫌なことがあったから夕飯をつくるのが億劫だとか、絶対に言わないだろ」

「そんなことは、ないと思うけど」

以下略



487:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/23(月) 17:45:53.23 ID:BMk4ZBhio

「なんていうか、余計なお世話かもしれないけどさ、家のことなんて二の次でいいんだよ。
 不機嫌なときには夕食をカップラーメンにしたってべつにいいんだ。おまえはそういうのを、とても熱心にやるから」

「……」
以下略



488:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/23(月) 17:46:41.07 ID:BMk4ZBhio

「無理に何かをする必要はないんだよ。分かるだろ?」

「……うん」

以下略



489:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/09/23(月) 17:47:10.04 ID:BMk4ZBhio
473-14 向かって言った → 向かって行った

つづく


490:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/23(月) 19:12:50.39 ID:tN0rm1+N0



491:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/23(月) 21:30:32.85 ID:mDCQ2i++0




492:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/24(火) 08:28:19.44 ID:VudSAioMo
おっつん


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