過去ログ - 削板「一緒に暮らさないか、百合子。」
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526: ◆owZqfINQN1ia[sage saga]
2014/03/16(日) 16:11:45.62 ID:7SwgI+zoo

「そンなこと言ったって、一緒に暮らしてンのに冷たく当たれってンのか。」

一緒に暮らしている以上、彼女の感情表現を一切合切無視するのは難しい。甘やかすという以前に、自分の生活に支障を来す可能性もある。そういった不安も込みで訊ねた彼女に対して、黄泉川は意を決するように、強い口調で言った。

以下略



527: ◆owZqfINQN1ia[sage saga]
2014/03/16(日) 16:14:18.97 ID:7SwgI+zoo





以下略



528: ◆owZqfINQN1ia[sage saga]
2014/03/16(日) 16:17:09.56 ID:7SwgI+zoo

「、は?」

彼女は形の良い細い眉をぎゅうと寄せて、怒っているのか、不満に思っているのか、とにかくいい感情は持っていないとはっきり分かる表情を見せた。

以下略



529: ◆owZqfINQN1ia[sage saga]
2014/03/16(日) 16:17:43.80 ID:7SwgI+zoo

「あんたの体はもう、誰かの助けなしには生きていけない。でも、そうなったばかりのあんたには、それを受け入れることが難しかっただろうから。」

「あんたはほんの半年程度でその体を受け入れられるようになっていた。助けてくれる友人も得た。だから、この家はもう必要ないじゃんよ。」

以下略



530: ◆owZqfINQN1ia[sage saga]
2014/03/16(日) 16:19:38.10 ID:7SwgI+zoo



「オマエ何やってンの?」

以下略



531: ◆owZqfINQN1ia[sage saga]
2014/03/16(日) 16:22:41.30 ID:7SwgI+zoo

「そォは言ったって、不便さは暫く残るだろ。一人暮らしじゃあ休まりゃしねェ。」

「それ、お前が言うのか。ちょっとは世話焼いてくれるかなぁ、って期待してたんだけど。」

以下略



532: ◆owZqfINQN1ia[sage saga]
2014/03/16(日) 16:23:25.21 ID:7SwgI+zoo

「別に、今直ぐに家に帰れなくたっていいんだ。お前の言う通り、未だ一人で暮らすには無理があるだろうし。いつか、いつかそうなったらいい、っていう夢物語のようなものでいい。」

「もしかしたら叶わない約束になるかもしれない、でも俺はきっとそれを支えにずっと生きていくことができるから。」

以下略



533: ◆owZqfINQN1ia[sage saga]
2014/03/16(日) 16:25:52.32 ID:7SwgI+zoo





以下略



534: ◆owZqfINQN1ia[sage saga]
2014/03/16(日) 16:27:04.93 ID:7SwgI+zoo

「今直ぐでなくたっていいんだ、1年後でも2年後でも、いっそ10年後でもいい。いつか、なんていう口約束だって構わない。」

「一緒に暮らそう、何も言わずに、ただ頷いてくれるだけでいいから。」

以下略



535: ◆owZqfINQN1ia[sage saga]
2014/03/16(日) 16:30:47.33 ID:7SwgI+zoo

スレタイ回収に半分以上スレ消費するとは思ってもいなかった。自分にお疲れ様を言いたい。最早読者の皆様方もスレタイ忘れてるんじゃないかって思う。この機会に思い出していただけると嬉しい。

次はいきなり同棲生活とか、そんな都合のいい話はない。小ネタ挟むから。焦らすから。


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