過去ログ - 貴音「こひのとらはれ」
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47:以下、新鯖からお送りいたします[sage]
2013/09/04(水) 19:58:46.83 ID:bKqi92pu0
「……」

「……」

貴音が、岩を見つめながら、何も言わず、寂しそうな目をしている。
以下略



48:以下、新鯖からお送りいたします[sage]
2013/09/04(水) 20:01:57.18 ID:bKqi92pu0
貴音も手をつき、頭を床につける。

「わたくしも、誓います」

「……」
以下略



49:以下、新鯖からお送りいたします[sage]
2013/09/04(水) 20:04:04.06 ID:bKqi92pu0
石段を下りてふと気がつくと、俺たちはきさらぎ駅のホームに立っていた。
目の前に電車が止まっており、発射のベルが鳴り響く、急いで乗り込む。

この駅も、あの場所も、同じ場所だったのだ。
同じ場所でありながら、別の場所でもある。
以下略



50:以下、新鯖からお送りいたします[sage]
2013/09/04(水) 20:05:38.27 ID:bKqi92pu0
さて、あの日の出来事は一夜の話だと思っていたのだが、実際は数日間経っていたようである。
何本もの仕事に穴を開けてしまったが、事務所の皆がなんとかフォローしてくれていた。
各所に謝罪に回ったのだが、どこに行ってもそんなことより大丈夫なのかと心配されてしまった、
申しわけないやらありがたいやらだが、これもひとえに貴音の人徳なんだろう。

以下略



51:以下、新鯖からお送りいたします[sage]
2013/09/04(水) 20:06:31.15 ID:bKqi92pu0
「ふぅ……」

再生医療の進歩で年寄りが老眼に苦しめられることはなくなったが、
なんだかんだで老いというやつはいまだ人類にこびりついて消える気配を見せない。
人類はあたりまえに死に、あたりまえに生まれてくることで全体のバランスをとっている。
以下略



52:以下、新鯖からお送りいたします[sage]
2013/09/04(水) 20:09:01.17 ID:bKqi92pu0
「子供達に週末と伝えておきました」

「うん、ありがとう」

自分の残り時間は、自分が一番よく知っている。
以下略



53:以下、新鯖からお送りいたします[sage]
2013/09/04(水) 20:21:00.76 ID:Cam2sW2Yo
乙乙


54:以下、新鯖からお送りいたします[sage]
2013/09/04(水) 22:30:51.62 ID:neEEB/TMo
おっつー


55:以下、新鯖からお送りいたします[sage]
2013/09/10(火) 02:11:46.59 ID:mGJGB81Xo
うむ



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