26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/25(水) 17:14:40.55 ID:M7hFd2w7o
 >>25 
 待ってる! 
27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/10/02(水) 00:07:23.50 ID:O97yZknG0
 書いてく。 
 最後まで書き溜めたから全部アップできるはず 
28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/02(水) 00:14:43.58 ID:2qmOTCUlO
 秋の日 
  
 雪女「坊っちゃん、おかえりなさいませ」 
  
 男「ただいま!お父様は?」 
29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/02(水) 00:15:34.99 ID:2qmOTCUlO
 その日は珍しく父が帰ってきていた。 
 普段仕事ばかりであまり家にいない父が明日までいるということで、僕ははしゃいでいた。 
  
 雪女に言われた通り、静かに食堂の扉を開ける。 
  
30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/02(水) 00:16:12.81 ID:2qmOTCUlO
 男「………」 
  
 僕は入ってきたときと同じように静かに扉を開け、食堂を出る。 
 執事室へ向かい、執事に父を部屋に運ぶか毛布を持って行くよう言いつけ、自分の部屋に戻った。 
  
31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/02(水) 00:17:34.35 ID:2qmOTCUlO
 男「…お父様、疲れていらっしゃるみたいだった。 
        食堂で座ったまま寝てたんだ」 
  
 雪女「…さようでございましたか」 
  
32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/02(水) 00:18:13.18 ID:2qmOTCUlO
 雪女は僕を撫でるような仕草をした。 
 本当に撫でてしまえば、解けてしまうから。 
 頭の上を冷気が撫でる。 
  
 雪女「でもね、坊っちゃん。 
33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/02(水) 00:18:44.19 ID:2qmOTCUlO
 知っているのだ。 
 月に一度も、下手したら年に一回も休めないこと。 
 それでも僕と会うために無理やり仕事をこなしていること。 
 無理をさせているのは僕自身だから。 
 だから、 
34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/02(水) 00:19:22.17 ID:2qmOTCUlO
 冬の日。 
  
 雪女「坊っちゃん、おかえりなさいませ!」 
  
 男「…嬉しそうだね、雪女…」 
35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/02(水) 00:19:52.39 ID:2qmOTCUlO
 男「寒い…」 
  
 雪女「大丈夫ですか?そういえば心なしか顔が赤いように思えます」 
  
 男「んー、頭も痛いんだ…」 
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