過去ログ - 男「僕の家の雪女」
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27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/10/02(水) 00:07:23.50 ID:O97yZknG0
書いてく。
最後まで書き溜めたから全部アップできるはず


28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/02(水) 00:14:43.58 ID:2qmOTCUlO
秋の日

雪女「坊っちゃん、おかえりなさいませ」

男「ただいま!お父様は?」
以下略



29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/02(水) 00:15:34.99 ID:2qmOTCUlO
その日は珍しく父が帰ってきていた。
普段仕事ばかりであまり家にいない父が明日までいるということで、僕ははしゃいでいた。

雪女に言われた通り、静かに食堂の扉を開ける。

以下略



30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/02(水) 00:16:12.81 ID:2qmOTCUlO
男「………」

僕は入ってきたときと同じように静かに扉を開け、食堂を出る。
執事室へ向かい、執事に父を部屋に運ぶか毛布を持って行くよう言いつけ、自分の部屋に戻った。

以下略



31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/02(水) 00:17:34.35 ID:2qmOTCUlO
男「…お父様、疲れていらっしゃるみたいだった。
食堂で座ったまま寝てたんだ」

雪女「…さようでございましたか」

以下略



32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/02(水) 00:18:13.18 ID:2qmOTCUlO
雪女は僕を撫でるような仕草をした。
本当に撫でてしまえば、解けてしまうから。
頭の上を冷気が撫でる。

雪女「でもね、坊っちゃん。
以下略



33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/02(水) 00:18:44.19 ID:2qmOTCUlO
知っているのだ。
月に一度も、下手したら年に一回も休めないこと。
それでも僕と会うために無理やり仕事をこなしていること。
無理をさせているのは僕自身だから。
だから、
以下略



34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/02(水) 00:19:22.17 ID:2qmOTCUlO
冬の日。

雪女「坊っちゃん、おかえりなさいませ!」

男「…嬉しそうだね、雪女…」
以下略



35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/02(水) 00:19:52.39 ID:2qmOTCUlO
男「寒い…」

雪女「大丈夫ですか?そういえば心なしか顔が赤いように思えます」

男「んー、頭も痛いんだ…」
以下略



36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/02(水) 00:20:27.31 ID:2qmOTCUlO
雪女「それでは仕方ありませんね、お部屋に入ってゆっくり休まれてください」

男「うん…」

何年かぶりにひいた風邪は、微熱と軽微な頭痛だけの、一晩寝たら治るようなものだった。
以下略



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