94: ◆lQzP0htYVdWl[saga]
2013/09/19(木) 00:07:17.66 ID:XzdM6Srqo
ここまでです。
95:以下、新鯖からお送りいたします[sage]
2013/09/19(木) 02:04:37.81 ID:RAOGk1uT0
せつねえなあ……
96:以下、新鯖からお送りいたします[sage]
2013/09/19(木) 07:20:59.60 ID:dGuK6IUGo
乙
うーむ…
97: ◆lQzP0htYVdWl[saga]
2013/09/21(土) 22:48:13.47 ID:rnWYZomRo
(静かやなぁ…)
他に誰もいない病室。
昼下がり、目の前に広がるのは参考書。
一応受験生なんだから勉強もしないと、と、お母さんが持ってきた。
98: ◆lQzP0htYVdWl[saga]
2013/09/21(土) 22:48:51.81 ID:rnWYZomRo
――泉に泣きついてしまってから、2週間が経過した。
あれから、怜はパッタリ来なくなったなぁ。
忙しいんだろうか。ただ面倒になったのだろうか。
なんとなく、心に穴が開いた気分。
99: ◆lQzP0htYVdWl[saga]
2013/09/21(土) 22:49:24.14 ID:rnWYZomRo
「怜…………なんで、病衣……」
怜が身を包んでいるのは、
見慣れた病衣。
私も今着ているものだ。
100: ◆lQzP0htYVdWl[saga]
2013/09/21(土) 22:49:56.03 ID:rnWYZomRo
「………怜」
掛け布団を押しのけ、ベッドに腰掛けて、膝を軽く、二回叩く。
全く違和感なくできた。体に馴染んだ、自然な動作だった。
101: ◆lQzP0htYVdWl[saga]
2013/09/21(土) 22:50:33.07 ID:rnWYZomRo
「あー………相変わらず気持ちええな」
「やっぱり、いっつもコレやりよったん?」
「うん……ウチが疲れたら、すぐにしてくれてた」
102: ◆lQzP0htYVdWl[saga]
2013/09/21(土) 22:51:05.25 ID:rnWYZomRo
「………幸せやな」
「ん?」
「ずっと……してもらいたかった、膝枕」
103: ◆lQzP0htYVdWl[saga]
2013/09/21(土) 22:51:57.85 ID:rnWYZomRo
――――
――――
「じゃーホームルーム終わるぞー」
104: ◆lQzP0htYVdWl[saga]
2013/09/21(土) 22:52:27.15 ID:rnWYZomRo
近くの花屋でちょっとした花を買って、病院へ。
階段を上がって、左に曲がって、一番奥。
はやる気持ちを抑え、私はゆっくり、扉を開く。
愛しい先輩に、会うために。
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