24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/09/29(日) 12:08:04.99 ID:RboFJY8Ho
本日の営業組は美希とやよいと雪歩の組み合わせで料理番組である。
ソロとはいえ、仕事が被ることはある。
アイドルは視点に寄って捉え方が変わる。
一般人からすれば芸能人。ファンからすればアイドル。営業先の人達の下っ端辺りはアイドル。上からすれば商品。
当然俺達事務所のプロデューサーも商品と思っている。ただ、更に視点を変えれば金のなる木や普通の女の子になったりもする。
25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/09/29(日) 12:11:26.75 ID:RboFJY8Ho
料理番組と言ってもいろいろある。ロケで現地にいる人に指定された料理を作ってもらう。なんでもありの料理対決。普通に料理を作って紹介するなどとさまざまある。
今回は3人がグループになって一品を作る番組なのだが、課題がやけに難しい。
だからこそ3人の知恵と協力を持って調理して欲しい。
果たして美味しい料理は出来るのだろうか。3人は緊張しているのか普段よりも会話の口数が少なかった。
26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/09/29(日) 12:12:22.64 ID:RboFJY8Ho
事務所に戻ってくると、やよいと雪歩は帰る準備で、美希はソファーを奪い寝てしまった。
貴音と真美が来た。音無さんがちゃんと説明しておいてくれたようで、活動休止か春香の分頑張るか。どっちを取るか。
3人でお茶を啜りながら話を始めた。
27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/09/29(日) 12:13:53.42 ID:RboFJY8Ho
明日、春香の家に行くことになった。
おかしい話だが、俺の保護者として貴音が付き添いで行くことになった。真美も行きたかったようだが、学校がある。
でも真美は行きたいと駄々を捏ねている。その気持ちわからんでもない。
こうなると聞かないのは貴音も承知だったようで、春香に来てもらうことにした。
一応、律子に確認してもらったら春香は事務所の場所はわかるようなので学校終わりに来てもらうことにした。春香なら俺たちがもたもたしてタイムロスになる時間を短縮してくれそうだったからであり、その案なら真美も納得してくれた。
28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/09/29(日) 12:14:56.44 ID:RboFJY8Ho
と、彼女は怒ったのかソファーで寝転んでしまった。
10月なのに毛布もなしにソファーに寝転ぶとはまだ事務所内が暖かいから良いのだが、24時を回るとさすがに寒いのではないか。
しかし、それでも我慢してここで寝転んでそうなのが彼女である。
ラーメンで釣っても反応がない。よっぽど拗ねているようであり、多分美希がソファーを奪いに来ても意地でも寝転び続けるだろう。
かと言っていつまでもここにいたら絶対風邪ひくと思う。
29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/09/29(日) 12:15:26.73 ID:RboFJY8Ho
今回はここまでです
失礼しました
30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/09/29(日) 12:23:35.83 ID:6gMMFHnpo
乙
31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/10/04(金) 02:15:40.17 ID:EI2W5UeGo
コンビニから戻ってくると事務所にはご機嫌な顔をした貴音がお湯を沸かして待っていた。
どうやらお泊りは決定事項であり、今更帰ると言うと彼女が故郷に帰ってしまうかもしれない。
元々帰るも帰らないもどっちでも良かったしお泊り会でも楽しもうと思う。
俺から袋を奪い取り、袋に入っているちょっと豪華なカップ麺を取り出す。と、ここで貴音の動きが止まる。
32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/10/04(金) 02:16:07.00 ID:EI2W5UeGo
何故貴音が怒ってしまったのかというと、貴音はちょっと豪華なカップ麺を食べると思い選んだ。
一方、俺はアルミ鍋のラーメンを選んだ。それが物珍しくて食べてみたいと言い出すのである。
しかし、ここで貴音にやると再び俺はコンビニに行かないといけない。短時間に二度も訪れるのは何か嫌な感じがする。店員にまた来たのかと思われてそうである。
ただ、貴音が素直に片方を譲ってくれるわけではない。いや、貴音だからこそ譲るわけがない。
数分口論を続け結局俺が二つとも譲って再び俺はコンビニで買ってくることにした。
33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/10/04(金) 02:17:13.47 ID:EI2W5UeGo
次の日。音無さんも社長まだ出勤してきていない時間。
こんな朝早くから俺は貴音とともに正座をさせられている。
命令したのは律子である。
原因はまあ大体想像出来た。
34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/10/04(金) 02:18:22.17 ID:EI2W5UeGo
俺は何も言えなかった。貴音も黙ったままである。
確かに一緒に寝たのであるが、そんな境界線を越えたわけではない。ただ、寝ただけであるのにどうして律子にボロクソ言われないといけないのか。いや、寝たのが問題だろう。
確かにこれが外に漏れれば貴音のアイドル生命は終わる。それに俺の彼女なんて発覚すれば火に油ではなくガソリンを注いで爆発してしまうのではないか。
それに律子にはどんな言い訳をしても論破されてしまう。
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