32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/10/04(金) 02:16:07.00 ID:EI2W5UeGo
何故貴音が怒ってしまったのかというと、貴音はちょっと豪華なカップ麺を食べると思い選んだ。
一方、俺はアルミ鍋のラーメンを選んだ。それが物珍しくて食べてみたいと言い出すのである。
しかし、ここで貴音にやると再び俺はコンビニに行かないといけない。短時間に二度も訪れるのは何か嫌な感じがする。店員にまた来たのかと思われてそうである。
ただ、貴音が素直に片方を譲ってくれるわけではない。いや、貴音だからこそ譲るわけがない。
数分口論を続け結局俺が二つとも譲って再び俺はコンビニで買ってくることにした。
泣かれてしまったらたとえ演技だったとしても俺の負けだと思う。それが全てだった。
寝る場所がソファーくらいしかないので貴音に譲って俺は椅子をくっつけて寝ることにした。その予定なのだが、貴音が俺をソファーに座らせ隣に座っている。
恋人だからでもあるが、最近やけに貴音の甘え度が増している。嬉しいのだが、これは流石に公になると国外逃走も考えないといけない。
「あの……」
「どうした?」
「わたくしは信じておりますから」
「? いきなりどうした?」
「必ずわたくしの元に帰って来てくれると」
「俺はずっと貴音と一緒だよ」
「ありがとうございますふふっ」
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