29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/10/04(金) 12:55:58.04 ID:C20G8sY80
◆
それにしても、僕がみくの飼い主か……。
みく『Pチャンってやっぱりいいひとだったんだにゃあ……みくの目と、みくを選んだプロデューサーの目は間違ってなかったにゃ!』
成る程。確かに僕らの間には蜜月が存在した。
そのまま順調に時を重ねていれば、みくのCDデビューも頓挫することは無かっただろう。
今でも断言できる。僕はプロデューサーとしては3流の不適切な存在だが、素質を見抜くスカウトマンとしては1流なのだから。
自惚れではなく、純然たる事実である。この眼力が無ければ僕はとっくの昔に首になっていた。
『そっか、なら交換しようよ。
それでアイドルマスターの座が近付くんならさ、お互いwin-winの関係でしょ。
嫌なんだ。ふ〜ん、そっか。その割にはさ〜、智絵里には随分と冷たかったよね』
P『僕はマシーンじゃない。あの娘の求める立派なプロデューサーになんてなれなかった』
『情けない人だよね、ホント』
P『君の目に映る僕はそんなに小さい男なのかい? 純粋と言って欲しいのだけれど』
『美優さん相手にあれだけ鼻の下のばしてたくせに、キュート部門へ移ったら連絡一つ寄越さなかったらしいね。
若い娘ばっかり次々に担当を乗り換えてさ〜。皆陰で噂してたよ、ロリコンじゃないかって』
P『誰がそんな事を? いやそれよりもそんな悪名があるのに、研修生の君がどうして僕を選ぶんだい?』
『まあ――にとってはどっちでも良いんだけどね。
だからさ〜ねえ、交換しようよ。プロデューサー、困った時はお互い様だよ。
こっちを見て、抱き寄せて、目を合わせて。――の顔を見れば、そんなイライラ、すぐに忘れるよ』
P『意地悪い言い様に聞こえるね。僕はみくのプロデューサーなんだよ』
『大人の言いそうな事だね。でもさ――が聞きたいのは、そう言う事じゃないんだよね〜。
仕事とアイドル、どっちが大事なの? 今は悪魔が微笑む時代なんだよ』
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