過去ログ - アリサ「明日、晴れるかな」
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12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2013/10/07(月) 14:40:02.80 ID:3eaxMuAm0
おお!良さげな雰囲気!期待!


13: ◆ttske0ubhFi9[saga]
2013/10/07(月) 14:40:57.54 ID:uDlNoJil0
 * * *

 待ち合わせ場所。とある学区にある、目立つ噴水のある場所。なのだが、周りを見渡しても依然としてアリサの姿は見かけない。

 それもそうだ。まだ時刻は8時43分。まだ15分以上の開きがある。
以下略



14: ◆ttske0ubhFi9[saga]
2013/10/07(月) 14:42:23.12 ID:uDlNoJil0
『……ごめんね、当麻くん』

「あ、いやいや! アリサのせいじゃねーって。事故なら仕方ないよ。冬休みだし、混雑とかもするもんだろ」

『ううん。そうじゃなくて、昨日、遅くに突然メールしちゃって』
以下略



15: ◆ttske0ubhFi9[saga]
2013/10/07(月) 14:43:36.15 ID:uDlNoJil0
「怖い?」

『うん。私がこうして当麻くんとお付き合いしてることは、すごい幸せだなぁって思うの。でも』

「……」
以下略



16: ◆ttske0ubhFi9[saga]
2013/10/07(月) 14:44:46.37 ID:uDlNoJil0
『……当麻くん』

「アリサ、今駅だったよな?今から迎えに行くよ。そっちには『セブンスミスト』もあるし、デートはふつうに出来る」

『え? でも、当麻くんがプラン考えてくれてて……』
以下略



17: ◆ttske0ubhFi9[saga]
2013/10/07(月) 14:45:43.48 ID:uDlNoJil0
 * * *


 鳴護アリサは、一足先にセブンスミストにたどり着いていた。

以下略



18: ◆ttske0ubhFi9[saga]
2013/10/07(月) 14:48:00.42 ID:uDlNoJil0
 * * *

 上条と合流したアリサは、早速もご機嫌だった。
 彼女は最近、路上ライブで有名になり始めてきた新人アーティストだ。

以下略



19: ◆ttske0ubhFi9[saga]
2013/10/07(月) 14:49:01.02 ID:uDlNoJil0
「それにしても、今日は珍しい格好だな。確かにいつも白系の服だけど、今日はピンクっぽい感じだし」

「あ、気づいてくれたんだ。今日の為に、ね。似合うかな……?」

 首をかしげながら身長差のある上条を間近で見上げると、それは自然と上目遣いに見える。上条はそんな男殺しの表情にゴクリと一度喉を鳴らしてから、平静を保って言う。
以下略



20: ◆ttske0ubhFi9[saga]
2013/10/07(月) 14:50:12.92 ID:uDlNoJil0
 と、アリサの目線が一ヶ所に留まった。小さく漏れた声に上条が気づき、その視線を追う。

「アクセサリー店?入るか?」

「え?でも」
以下略



21: ◆ttske0ubhFi9[saga]
2013/10/07(月) 14:51:20.00 ID:uDlNoJil0
 やっぱり、と、アリサが懸念していたことが起きた。

 上条当麻は、基本的に優しい。その本質は見返りを求めない。それは勿論、彼女であるアリサへも例外ではない。アリサは、自分が欲しいと言えば彼が無理してでも何かを買ってくれることを、自惚れではなく理解している。
 だから。

以下略



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