2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/15(火) 23:18:48.49 ID:tmKvoZNx0
ガチャッ
藍子「おはようござ――」
ちひろ「し〜〜っ!!」
3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/15(火) 23:21:36.02 ID:tmKvoZNx0
藍子「……?」
一体なんなのか訳もわからず、とりあえずその画面を少しの間見つめていると、
藍子「!?」
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/15(火) 23:24:19.94 ID:tmKvoZNx0
やり過ぎを咎めようとした言葉は遮られ、ちひろさんが珍しく驚いたというその興味のままに、思わずモニターに見入ってしまいます。
そこに映っていたのは、何時も困った時にしている、頭を掻く仕草のまま固まってしまっているプロデューサーさんと、真剣な顔で湯呑を見つめる女の子の姿でした。
……あれ?
5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/10/15(火) 23:27:20.53 ID:m/AyeT97o
期待!
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/16(水) 00:12:17.33 ID:zUbyibty0
ちひろ「さっきまではミュートにしてたけど、流石に気になって仕方ないでしょ?」
驚いてちひろさんの方を見ると、そんな答えが帰ってきました。
プライバシーを侵害していることに罪悪感こそありましたが、このまま見なかったことにするにはあまりに後味が悪い気がして、おとなしくこの覗き行為を続けることにします。
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/16(水) 00:30:31.20 ID:zUbyibty0
少し違ったのは、聞き手のリアクションがなくて話が途中で切れてしまったこと。
長い黒髪が綺麗な彼女は、プロデューサーさんが話していることに気付いてすらいないかのように湯呑を見つめ続けていました。
決して微動だにしないわけではなく、湯呑を回してみたり逆さにしてみたりという動作はありましたが、そこに余人がいるような雰囲気はなく、或いは敢えて無視しているのでは、という感さえよぎってしまいます。
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/16(水) 00:41:20.56 ID:zUbyibty0
『……えっと、何の話?』
話を振ったはずのプロデューサーさんが混乱している様子を、彼女もまた何が起きているのかわからないといった表情で見つめていました。
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2013/10/16(水) 00:51:07.09 ID:zUbyibty0
加蓮「全然人増えないねー」
何時かの事務所での会話が思い起こされます。
奈緒「美嘉を追っかけてきた莉嘉と、私、加蓮がほとんど同じ時期に入ってきて、それ以降音沙汰なしか」
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/16(水) 00:52:06.83 ID:zUbyibty0
卯月「えっと、どういうことですか?」
プロデューサーさんのその一言の真意は、その時は誰もわからなかったと思います。
数瞬の沈黙の後、卯月ちゃんが考えあぐねたかのように声をあげると、未央ちゃん、莉嘉ちゃんも同調しました。
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/16(水) 01:07:41.96 ID:zUbyibty0
その一幕をはっきりと覚えているからこそ、このことは思わず声をあげてしまうほどの驚きでした。
それはつまり、私達が羽ばたき始めたことの証であり、少々のことでは揺らがないとプロデューサーさんが信じてくれるという証なのですから。
そんな喜びの傍で、プロデューサーさんと彼女の会話は続いていました。
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/10/16(水) 01:19:17.01 ID:zUbyibty0
『その、モバPさんのお話を聞いていて、とても楽しそうだな、って思ったんです』
『うん、そう言ってくれて嬉しいよ』
『でも、少しだけ不安があって、それこそこっちで頼れる人も居ませんし……』
29Res/21.52 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。