過去ログ - フィアンマ「助けてくれると嬉しいのだが」トール「あん?」
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454: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2014/01/19(日) 23:25:21.36 ID:Oze1huzB0

シルビアと違い、抵抗する隙さえなかった。
ノータイムノーモションでぶつけられた『力』。
オッレルスはそれを『北欧王座』と称している、不可解な術式。

以下略



455: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2014/01/19(日) 23:25:48.46 ID:Oze1huzB0

まるで落ちた紙切れを拾うように、手が伸びてくる。
指先で地面に文字を描き、雷を落とす。
一閃の雷光はオッレルスの身体を貫いたはずだが、まるで効果をなしていない。

以下略



456: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2014/01/19(日) 23:26:16.79 ID:Oze1huzB0

「全能神トールに届く程の実力はあるようだが…。
 それでも、人間に想像出来る程度の全能に過ぎない」

魔神の力とは確かに、違うだろう。
以下略



457: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2014/01/19(日) 23:26:47.26 ID:Oze1huzB0

どちゅっ、という音がした。

「……ぁ、…?」

以下略



458: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2014/01/19(日) 23:27:14.99 ID:Oze1huzB0

オッレルスとの合流場所へ来た。
待ち合わせ時刻は間違っていないはずだ。
別に遅れたところで怒る性格とも思わないが。

以下略



459: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2014/01/19(日) 23:27:42.18 ID:Oze1huzB0

やや古びたホテルの者に多額の金を渡せば、一番良い部屋を用意してくれた。
あれで一ヶ月は宿泊出来るだろう。何をしても嫌がられないはずだ。

トールの身体を、ベッドへ寝かせる。
以下略



460: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2014/01/19(日) 23:28:12.07 ID:Oze1huzB0

「あいたかった、ずっと、」

(俺も、だよ)

以下略



461: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2014/01/19(日) 23:28:46.80 ID:Oze1huzB0

自分は、彼女にあえて良かったと、こんなに思っているのに。
出会って、話して、笑い合って。
何でもない日常を一緒に過ごして、好きになって、好かれて。

以下略



462: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2014/01/19(日) 23:29:39.19 ID:Oze1huzB0

「……もうかかわらない」

彼女はベッドに手をつき、ふらふらと立ち上がる。
引き止めたい、けれどやっぱり、声が出ない。
以下略



463: ◆2/3UkhVg4u1D[saga]
2014/01/19(日) 23:30:28.95 ID:Oze1huzB0

今回はここまで。


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