過去ログ - さやか「こどもたちのからあげだよ!召し上がれ!」 ほむほむ「ホビャアアアアアアアア!!」
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2013/11/18(月) 04:33:25.25 ID:SvwQ9ySq0
54 めがほむは走り続ける
決定的な一言だった。
仔りぼちゃんは自分の口でその犯行を認めたのだ。
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2013/11/18(月) 04:34:18.33 ID:SvwQ9ySq0
カナメサン! こしろちゃん!
めがほむはにわかに立ち上がり、駆け出した。
その行動には勇気も決心もなかった。
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2013/11/18(月) 04:35:05.14 ID:SvwQ9ySq0
55 白まどは叫ぶ
カキーンという高い音は、まさしく自分たちの矢の矢じり同士がぶつかり合った時のものに違いない。
何が起こっているのかは分からないが、その音の出所に自分の家族がいるのは確かだ。
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2013/11/18(月) 04:35:33.79 ID:SvwQ9ySq0
私のとっても大事で大切な仔白ちゃん。
仔りぼちゃんの二の舞にはできない。
一刻も早く立ち去るんだ。
抱っこが恥ずかしいのか、もがく仔白ちゃんをしっかりと抱きしめる。
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2013/11/18(月) 04:36:03.77 ID:SvwQ9ySq0
56 仔白まどは泣く
お母さんは完全におかしくなってしまっている。
お姉ちゃんを殺してしまうなんて…。
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2013/11/18(月) 04:36:31.22 ID:SvwQ9ySq0
その視線は、仔白まどの肩を抜け、その背後へと注がれている。
仔白まどは振り向いた。
そこは、大木の根が地上に大きく張り出し、地面に壁を作り出していた。
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2013/11/18(月) 04:37:26.35 ID:SvwQ9ySq0
57 白まどは終わる
仔りぼちゃんはおかしくなって通常種を殺した。
りぼほむは地面に転がって死んでいる。
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2013/11/18(月) 04:38:02.46 ID:SvwQ9ySq0
58 めがほむは守る
巣の出入り口が視界に入ったその時、仔白ちゃんを抱いた白まどが目にも留まらぬスピードでそこを通り過ぎていった。
間に合わなかった。
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2013/11/18(月) 04:38:28.54 ID:SvwQ9ySq0
最後の方は、ほとんど這うようにしながら距離を詰める。
カナメサーン…! こしろちゃん…!
そろそろ声が聞こえるだろうか。
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2013/11/18(月) 04:38:58.27 ID:SvwQ9ySq0
59 仔白まどは観察する
ついさっき姉が倒れ伏し、そして今この瞬間まで、どれだけの時間が経っているというのだろう。
その大波乱はまるで悪夢を見ているようだった。
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2013/11/18(月) 04:39:29.03 ID:SvwQ9ySq0
まずは母親から。
苦痛に歪んだ顔から、思わず目を背けそうになるのを堪える。
その首には何かが強く押し付けられた跡がある。
首を絞められて殺されたのだろう。
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