過去ログ - モバP「世界中にヒーローと侵略者が現れた世界で」part8
1- 20
747: ◆OJ5hxfM1Hu2U[sage]
2014/01/15(水) 22:35:15.20 ID:HumleWzDO

‐3‐

「すみませんねミス・トーゴー。本当はもう少し寛いでいただきたかったのですが」

以下略



748: ◆OJ5hxfM1Hu2U[sage]
2014/01/15(水) 22:38:22.48 ID:HumleWzDO

「この金属シャコ、アンタにとって余程大切な物だと俺は踏んでるんだが」

 同時にドロイドが動き、ハナの可動部を曲がらない方向に曲げようとする!
 何たる非道! オリハルコン製ボディは強固だが可動部は比較的脆弱! ハナが苦しげな声を漏らす!
以下略



749: ◆OJ5hxfM1Hu2U[sage]
2014/01/15(水) 22:41:41.35 ID:HumleWzDO
 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 “女狐の巣”最下層はオワン構造をそのまま活かし、フロア全体が中心に向かって緩やかに傾斜する円形闘技場となっている。
 そして今、闘技場中心で向き合う一人と一体! テストの名を借りた傭兵解体ショーの始まりだ!

以下略



750: ◆OJ5hxfM1Hu2U[sage]
2014/01/15(水) 22:44:47.86 ID:HumleWzDO

 ドロイドが右腕を振り上げる! 不可視の磁力ワイヤで引っ張られたナックルは一本釣りめいて急上昇する!
 頭に血が上る感覚! 視界が赤く染まる! このまま頭を天井に打ち付けられて死んでしまうのか!?
 せめてものガード体勢をとった直後、天井の一部が円形に赤熱、熔解した! 液化天井を突き破り朱色の人影!

以下略



751: ◆OJ5hxfM1Hu2U[sage]
2014/01/15(水) 22:47:50.14 ID:HumleWzDO

‐4‐

 闘技場を見下ろす特別観覧室。ハナを足先で小突きながら、ジュダマツは上機嫌であった。
 オタカラダのヒラ社員に過ぎない彼に“オツカイ”を名乗るルナールエージェントの男が接触したのは一週間前のことだ。
以下略



752: ◆OJ5hxfM1Hu2U[sage]
2014/01/15(水) 22:51:11.71 ID:HumleWzDO

「オイ、あのアイドルヒーロー妙だ」

 共犯者たるオツカイが口を挟んだ。

以下略



753: ◆OJ5hxfM1Hu2U[sage]
2014/01/15(水) 22:56:18.95 ID:HumleWzDO
 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「マグネモ!」

 一瞬の隙を突いてドロイドの両腕が射出、バーニングダンサーを空中で磔めいて拘束する!
以下略



754: ◆OJ5hxfM1Hu2U[sage]
2014/01/15(水) 22:58:12.74 ID:HumleWzDO

「アビスグラップル、ウェイクアップ。…無事で良かった、ハナ」

 アビスグラップル無傷! 拘束を解かれたハナが間に合ったのだ!
 ハナを取り戻した今、アイに枷はない。アビスグラップルは真正面からドロイドとの距離を詰める!
以下略



755: ◆OJ5hxfM1Hu2U[sage]
2014/01/15(水) 23:01:39.44 ID:HumleWzDO

「オノレ…ゾクメ…トミスケニハ、トミスケ…ケケニニ…」

 四肢を失いながらも起き上がろうともがく錯乱ドロイドに、アビスグラップルはゆっくりと歩み寄る。

以下略



756: ◆OJ5hxfM1Hu2U[sage]
2014/01/15(水) 23:04:14.07 ID:HumleWzDO

 エボニーコロモの声はそのヒーローマスクと同じく無感情だ。淡々と、自分に言い聞かせているようでもある。

「洋子だって、その重傷じゃ放っとくと死ぬぞ。撤収だ。…俺達が出遅れた、それだけだ。仕方ない」

以下略



757: ◆OJ5hxfM1Hu2U[sage]
2014/01/15(水) 23:11:25.00 ID:HumleWzDO

‐エピローグ‐

 ヨクボはルナールでも五指に入る重役であり、そして今日、オタカラダ玩具の社長補佐に就任する予定であった。
 オタカラダ新社長のタカラダ・トミスケは十歳にもならぬ子供であり、補佐とは名ばかりにヨクボが実権を握るのだ。
以下略



1002Res/828.09 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice