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2013/12/15(日) 02:09:21.71 ID:HJFvpnSw0
ほんの少しの間、pさんの横に立っていると、ギロリと睨み付けられる。
その目つきに少し気圧されるが、私も負けじと睨み返す。
P「…聖來。1人にしておいてくれ」
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2013/12/15(日) 02:10:26.52 ID:HJFvpnSw0
P「あいつと…凛と一緒なら、てっぺんまで行けると思った!凛ならトップアイドルになれると、トップアイドルにしてやれると、
本気でそう思ってた!」
P「凛をトップに立たせるのは俺だって、凛がトップになった時、隣にいるのは俺だって、ずっとそう思ってた!だけど…!」
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2013/12/15(日) 02:12:30.13 ID:HJFvpnSw0
ズキン、と心が痛む。
その言葉は、どこまでも残酷で。
そして、どこまでもアタシを苛立たせた。
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2013/12/15(日) 02:13:42.59 ID:HJFvpnSw0
P「お、おい…聖來?」
困惑するpさんの顔は見ず、pさんの足に顔を近づける。
近づける毎に匂いは強くなり、アタシの鼓動は高鳴っていった。
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2013/12/15(日) 02:14:48.16 ID:HJFvpnSw0
ひとしきりアタシが匂いを堪能し終わった後――否、pさんの考えを改めさせる為にアタシが体を張った後、pさんはそれでもまだ、
怪訝そうな表情を浮かべていた。
P「なんだよ…なんなんだよ、一体…聖來まで、なんだってんだよ…ッ!」
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2013/12/15(日) 02:17:21.48 ID:HJFvpnSw0
聖來「…だからね、pさん。あれは凛ちゃんなりに、pさんを想っての行動だと思うの。ちょっと行き過ぎかも知れないけどね」
聖來「もし凛ちゃんがpさんと同じ想いを持ってて、一緒にトップアイドルになりたいって思ってたら…」
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2013/12/15(日) 02:17:23.06 ID:Uk+VCd7a0
そろそろ凛はキレても良い
38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2013/12/15(日) 02:18:45.76 ID:HJFvpnSw0
独り、残された後。
pさんと凛ちゃんがこれからどうなるかは、私の関与するところではない。
ここから先は、2人の問題なのだ。
39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2013/12/15(日) 02:20:53.11 ID:HJFvpnSw0
ふと見れば、わんこがアタシの足に擦り寄ってきている。
慰めているつもりだろうか、静かにアタシの顔を見上げている。
40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2013/12/15(日) 02:21:23.49 ID:HJFvpnSw0
たとえpさんと凛ちゃんの間に、割って入るような隙間が無かったとしても。
アタシはアタシだけの魅力で、pさんの目を釘付けにしてみせる。
アタシにはダンスがある。
41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[sage]
2013/12/15(日) 02:25:32.53 ID:HJFvpnSw0
はい、ここまでです。
読んでくださった方、お付き合いいただき有難う御座いました。
以下裏話。
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