1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/12/24(火) 22:50:24.34 ID:HrGxzjlu0
雪誕SSのつもりで書いたのですが間に合いませんでした。
前半部分のみ本日中に投下、後半はできしだい投下します。
ごめんよ雪歩
SSWiki : ss.vip2ch.com
2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/24(火) 22:52:08.92 ID:HrGxzjlu0
12月23日、雪のふる日。
雪歩「……き、今日は来てくださって、ありがとうございました」
ある都市外れの山奥の山地。埋まらない客席。
3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/24(火) 22:53:02.89 ID:HrGxzjlu0
雪歩「えっ……あ……」
さっきまでばらばらだった客席の視線が、驚きを込めて私のところに集中したとき、
私はその叫びを自分が言ったのだと気付きました。
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/24(火) 22:55:03.49 ID:HrGxzjlu0
P・雪歩「申し訳ありませんでした!」
私が目を覚めた後、はじめの仕事はやはり謝りに回ることでした。
5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/24(火) 22:56:34.36 ID:HrGxzjlu0
一通り謝り終わった後、プロデューサーは会場の後片づけ、
私はその手伝い……というか自分で掘ってしまった(らしい)穴を片付けました。
P「……雪歩待たせたな」
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/24(火) 22:57:21.83 ID:HrGxzjlu0
雪歩(……謝らなきゃ)
控室で待っている間私はずっと考えていました。
後片付けのとき、今回出た他の事務所のプロデューサーさんやアイドル、マネージャーさんたちの姿はありませんでした。
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/24(火) 22:59:40.52 ID:HrGxzjlu0
遠ざかるライブ会場をプロデューサーの運転する車の中から見送りました。
時間が経つほど積もる雪は道を隠し、車のワイパーがせわしく動いています。
ラジオをBGMに効き始めたエアコンが少しづつ車内を暖めていきました。
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/24(火) 23:00:41.45 ID:HrGxzjlu0
P「ここらへんなら……雪歩」
やっぱり私なんかが765プロを代表してライブに出るなんて無理だったのかな。
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/24(火) 23:01:39.79 ID:HrGxzjlu0
P「ここらへんなら……雪歩」
やっぱり私なんかが765プロを代表してライブに出るなんて無理だったのかな。
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/24(火) 23:03:26.84 ID:HrGxzjlu0
皆への返事を送り終えると手持ちぶさたになり、外の景色を眺めました。
P「社長、申し訳ございませんが…………」
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/24(火) 23:05:15.92 ID:HrGxzjlu0
P「……ほ、雪歩……!?」
雪歩「ひぇ……?」
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/24(火) 23:07:47.22 ID:HrGxzjlu0
心配したかいなく、理由もなく出た涙は理由もなく終わり、私とプロデューサーはある場所に来ていました。
P「すみません、空いている部屋ってありますか?」
その場所というのはホテル……というより民宿。
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/24(火) 23:09:07.74 ID:HrGxzjlu0
女将「お部屋ですが、あるにはあるのですが……」
それでここで一泊しなければいけないことをプロデューサーに聞かされて、当然驚いたし困ったのですが、
私のせいで会場の後片付けをすることがなければその前に帰れたんじゃないか、
私のせいでプロデューサーが足止めをくらったと思うと、わがままを言うわけにもいきません。
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/24(火) 23:10:29.13 ID:HrGxzjlu0
プロデューサーが優しい人だということは知っています。
私みたいなダメダメな子を見捨てないでいてくれるし、見守っていてくれます。
でも、いつからあるかわからない私の男の人嫌いはその優しさを簡単に忘れさせ、
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2013/12/24(火) 23:13:06.00 ID:HrGxzjlu0
前半終了
訂正
≫3
ライブよりはるかに熱くなるの顔。
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/12/24(火) 23:24:56.06 ID:Thhf6P6zO
なるべく今日中に終わらせてー
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2013/12/26(木) 22:57:32.50 ID:INLxawsP0
民宿のお風呂は屋根つきの露天風呂で、雪に染まった山々が見えました。
雪歩「ふぅ……」
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2013/12/26(木) 23:01:49.65 ID:INLxawsP0
雪歩「プロデューサー、他の当てをあたるって言ってましたけど……」
たとえ他の案がなくてもなんとかプロデューサーをここに泊めさせようとした私に、
プロデューサーは監督に紹介してもらった他の宿に行くと言っていました。
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2013/12/26(木) 23:04:20.00 ID:INLxawsP0
少女「あー、お姉ちゃんだ!」
日も完全に見えなくなって室内や屋外の電灯が眩しくなった頃、
露天風呂に小さな影が姿をあらわしました。
20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2013/12/26(木) 23:05:21.25 ID:INLxawsP0
脱衣所のほうから女の子の面影を持った、本来は女の子のほうが似ている
というべきなんでしょうけど、女性が出てきました。
母「あらあら〜本当ね。こんばんわ〜」
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga sage]
2013/12/26(木) 23:06:38.66 ID:INLxawsP0
女の子はすぐに私のところにこようとしましたけど、
体を洗ってからと女性に止められて、はやる気持ちで体を洗っては女性に洗いなおしをくらい、
私のほうも女の子が来るのがわかっていたのでゆったり待っていました。
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