18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/27(金) 22:42:49.82 ID:tbU5Gi1V0
それが、オムライス。
米にケチャップを混ぜて卵で包んだだけの料理だと思ってた。
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/27(金) 22:46:43.51 ID:tbU5Gi1V0
浅い傷だったのに響子はとても痛そうにしていた。
少し涙を流していた。
20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/27(金) 22:51:31.09 ID:tbU5Gi1V0
俺が過去に浸っている間にも響子は順調に調理を進めていた。
流石に手馴れている。
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/27(金) 22:55:09.22 ID:tbU5Gi1V0
「響子? どうした?」
俺が本当の意味でくだらない思考に没頭していた時、不意に台所から今までとは違う声が上がった。
22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/27(金) 23:01:36.73 ID:tbU5Gi1V0
「う、うぅ………痛いです………」
「あ、すまない………」
23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/27(金) 23:05:38.95 ID:tbU5Gi1V0
痛がる響子が可愛そうだから?
違う。これはそうじゃない。
24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/27(金) 23:08:37.24 ID:tbU5Gi1V0
以前も似たようなことがあったな。
そうあの時も、響子は料理を作っていた。
25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/27(金) 23:12:18.51 ID:tbU5Gi1V0
痛がる響子の手を必要以上に強く握った。
執拗に消毒液の染みた綿を傷口に押し当てた。
26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/27(金) 23:15:53.38 ID:tbU5Gi1V0
「…ごめんなさい、プロデューサー。晩御飯なくなっちゃいました………」
「俺の心配なんかしなくていいんだよ。それよりも事務所に言い訳を考えておかないと」
27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/27(金) 23:18:37.35 ID:tbU5Gi1V0
「なぁ、響子」
「なんですか、プロデューサー?」
28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL)[saga]
2013/12/27(金) 23:22:01.46 ID:tbU5Gi1V0
全身が疼くような熱を感じる。
響子を胸に抱いているからではない。
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