過去ログ - とある後日の幻想創話(イマジンストーリー)3
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652: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2014/12/07(日) 23:43:51.39 ID:M7o1+COU0

そして現在、始まった当初は知り合い同士が集まって魔術の話題に花を咲かせるだけであったこの会議も、
今では個々の理論を発表し、それを評価し合う学会のようなものになっている。


以下略



653: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2014/12/07(日) 23:45:44.62 ID:M7o1+COU0

心労の色を隠し切れていないヘンリーを見て、ルーシーは問い質そうとはせずにただ優しく呟く。
何故自身の夫がこれほどにまで疲れているのか。その理由を痛いほど知っているからだ。


以下略



654: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2014/12/07(日) 23:47:01.36 ID:M7o1+COU0

ヘンリー「……そういえば、娘達はどうしている?」

ルーシー「フランは眠っているわ。 レミリアは貴方が出掛ける前に言い付けた通りにまだ起きているわよ?」

以下略



655: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2014/12/07(日) 23:47:53.55 ID:M7o1+COU0





以下略



656: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2014/12/07(日) 23:50:08.62 ID:M7o1+COU0

スカーレット家が『吸血鬼の製造』の研究を始めたのは、屋敷に残されている文献によるとおよそ500年前。
一族が入手したとある書物を切欠として始まったと考えられている。
その書物の名は『ヴォルデンベルクの手記』。書物とは言うが、見た目はただの古いメモ帳にしか見えないものだ。

以下略



657: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2014/12/07(日) 23:52:42.25 ID:M7o1+COU0

何故スカーレット家はそこまで『ヴォルデンベルクの手記』に執着するのか。
それはこのメモ帳には『吸血鬼の肉体』に関することが記されているからである。


以下略



658: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2014/12/07(日) 23:57:21.48 ID:M7o1+COU0

コンコン! ガチャッ!



以下略



659: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2014/12/08(月) 00:00:27.18 ID:S1HXT+V70

ルーシー「ヘンリー、こんな夜遅くまでこの子を起こして……本当に、一体何のつもり?」

ヘンリー「それについては申し訳ないと思っている。 だが、こればかりは今すぐに君達に伝えておかねばならないことだ」

以下略



660: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2014/12/08(月) 00:02:35.45 ID:S1HXT+V70

ヘンリー「レミリア、我々スカーレット家がこれまで研究し続けて来た魔術のことは理解しているな?」

レミリア「はい。 私達が目指しているものは『ヴォルデンベルクの手記』の全容の解明」

以下略



661: ◆A0cfz0tVgA[saga sage]
2014/12/08(月) 00:03:51.70 ID:S1HXT+V70

もう直ぐ自分達の一族の悲願が叶うという話を聞いたレミリアであるが、彼女のそれに対する反応は薄い。


確かに彼女はスカーレット家の次代の当主であり、一族の歴史については当然のごとく知っている。
以下略



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