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2013/12/31(火) 03:24:03.13 ID:6yBCWbRi0
「つまり、今のあなたは幽霊……?」
『んー、それほど低位でもねーけど。ま、かいつまむとそんなモンだな』
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2013/12/31(火) 03:25:51.73 ID:6yBCWbRi0
『はっはっは! なんだぁ、これじゃあ銀髪の女王も形無しだぜ』
ハム蔵達との距離を少し取った所で、四条貴音は平静を取り戻した。
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2013/12/31(火) 03:26:43.21 ID:6yBCWbRi0
『っと、そろそろ響が戻ってくるな……』
ハムスターはそう告げて、貴音に背を向ける。話は終わりと言う事だろう。
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2013/12/31(火) 03:27:51.60 ID:6yBCWbRi0
ハムスターはこちらを振りかえった。その赤い瞳を、睨むように細める。
『嬢ちゃん。それは俺たちに聞くべきじゃないだろう。そして俺たちも喋ることは出来ない』
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2013/12/31(火) 03:30:05.59 ID:6yBCWbRi0
「貴音?」
気付くと、貴音はこたつのテーブルに頭を乗せていた。
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2013/12/31(火) 03:30:55.65 ID:6yBCWbRi0
――夕食後、二人は入浴を共にした。
シャワーと浴槽を交替で引き継ぐ。
髪を流し終えた貴音が、浴槽に入ってきた。
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2013/12/31(火) 03:31:59.59 ID:6yBCWbRi0
そんな雑談の末、貴音はふと疑問を口にする。
「……響。貴女は何故、動物と言葉を交わすことが出来るのですか?」
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2013/12/31(火) 03:33:02.99 ID:6yBCWbRi0
「なーんちゃって! 貴音の真似だぞ」
すぐに表情を崩して破顔する響。
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2013/12/31(火) 03:34:05.58 ID:6yBCWbRi0
「んー、でも正直自分でもよく分からないんだよね。なんでだろ」
「そうなのですか……」
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2013/12/31(火) 03:34:46.17 ID:6yBCWbRi0
「…………」
「ん? 貴音? どうしたの? 自分の顔に何かついてる?」
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2013/12/31(火) 03:35:46.98 ID:6yBCWbRi0
「…………」
あどけない表情を浮かべて首を傾げる彼女。
彼女は今どう思っているのだろう。
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