過去ログ - 女大名「天下とって、幕府開く」
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6:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/01/09(木) 03:17:24.02 ID:3qQuyaXq0
〜三十分後〜

女大名「わしが悪かったよお・・家老・・」
家老「分かりましたから泣き止んでください」
女大名「だって家老があ、家老があ!」
以下略



7:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/01/09(木) 03:17:57.82 ID:3qQuyaXq0
女大名「な、何じゃそんなに熱く見つめて・・体か?・・わしの体が欲しいのか?」
家老「ち、違います!理由を聞かせてください!理由です!幕府を開く理由です!」
女大名「何じゃそんなことか!・・・期待させおって・・」
家老「え?」
女大名「な、何でもないわ!り、理由だな!?理由は・・・え〜とその〜」
以下略



8:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/01/09(木) 03:18:37.57 ID:3qQuyaXq0
女大名「ちょ、か、家老!」
家老「何ですか、腕にまとまりつかないでくださいよ。うっとおしい」
女大名「うっとおしい・・。か、家老!何だその言い草は!」
家老「あなたこそ何ですか!?普段から仕事もせずに遊んでばかり、ふざけたような政策を打ち出しては私に丸投げ。正直やってられませんでした。何度もこうして怒鳴ってやりたいと思いました。でも、私は我慢してき

以下略



9:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/01/09(木) 03:19:04.96 ID:3qQuyaXq0
女大名「家老・・・」
家老「大殿はあなたを頭の回るとてもいい子だと言われました。しかし、それは大殿の勘違いだったようですね」
女大名「・・・」
家老「あなたは頭の回るいい子なんかじゃない。馬鹿でうざい我儘なガキですよ」
女大名「うっ・・うっ・・」
以下略



10:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/01/09(木) 03:19:44.01 ID:3qQuyaXq0

女大名「・・・行ったか。あれで良かったのじゃ。ふん、うるさい家老を追放できてせいせいしたわ」
女大名「・・本当に行ってしもうたのか・・・」
女大名「頭が回る何て嘘じゃ父上。わしは本当に・・・本当に・・・・うう・・・」
女大名「・・馬鹿じゃ・・。馬鹿じゃ!うわーん!」
以下略



11:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/01/09(木) 03:20:17.18 ID:3qQuyaXq0
〜城 大手門〜
家老「(大殿に拾われてからずっと、お世話になったこの家・・)」
家老「(だが、それも今日で最後。大殿に拾われた義理は十分に果たしただろう)」
家老「(しかし、聡明な大殿も娘は色眼鏡で見ずにはいられなかったのか・・まあ仕方あるまい。遅くに出来た娘だ。大殿と言えど人の親。という事か)」
家老「まあ、大殿亡きこの家にもはや未練は無い。あの馬鹿娘に出て行けと言われたし、さっさと出て行くとするか」


12:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/01/09(木) 03:20:44.02 ID:3qQuyaXq0
〜城下町〜
家老「城下町に来るのも久しぶりだな。こうして辺りを見渡すと、あの馬鹿娘に命じられて私が普請したものばかりだな・・」
家老「菜花を植えた謎の広場に始まり、妙に立派な街道に堤、そして図書館。そして、町中の謎のオブジェ・・・」
家老「この不景気、幕府からも質素倹約令が出されているというのに、まあ良くこれだけ作ったものだ。これも何も私の財政管理の賜物だな」
家老「あの馬鹿、余計なものを税で作っては飽きたら民間に押し付けるし、幕府からも税収を増やせと言われてるのに、税率を下げるし。全く何がしたかったのか。商業の利益が偶然増えたから、何とかなったものの・・」
以下略



13:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/01/09(木) 03:21:25.00 ID:3qQuyaXq0

?「あ、これは失礼を。町の長のようなものをやらせて頂いているものです
家老「そうか、そうか。うちの殿が変なものを作りまくったせいで迷惑したろう。悪かったな」
町長「何をおっしゃいます。感謝こそすれど迷惑なんぞ滅相もない。殿様のお陰で、職にあぶれていたものも職を見つけ生活できるようになりましたし、商売は繁盛。不景気だっていうのに、道路まできれいにしてもらって

以下略



14:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/01/09(木) 03:21:57.47 ID:3qQuyaXq0
〜城〜
家老「殿!」
女大名「!」
家老「殿、申し訳ありませんでした。数々の非礼お許し下さい!」
女大名「な、何じゃ、お主。わしは出て行けと申したぞ」
以下略



15:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/01/09(木) 03:22:27.60 ID:3qQuyaXq0
家老「殿・・」
女大名「生まれてこの方わしを理解してくれようとしたのは父上とお主だけじゃった。うつけと呼ばれたわしをきちんと見てくれるのも父上とお主だけじゃった。だが、父上が死にわしを見てくれるのはお主だけになった。そ

して、怖くなったのじゃ。お主がもし理解してくれなんだら、お主がもしわしを見放したら・・。わしは本当の本当に一人ぼっちになってしまう。それが怖かったのじゃ」
女大名「だからわしはあえてお主に説明をしなかった。お主に全て押し付けたのじゃ。お主の気持ちを理解しようともせずに、自分ばかり理解してもらおうとした。お主から逃げておった。結果、これじゃ。理解してもらおうと
以下略



16:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします
2014/01/09(木) 03:22:59.40 ID:3qQuyaXq0
家老「私にこの事を話していただけなかったのは、私が増税しろとか言うと思ったからですか?」
女大名「ああ・・・。その通りじゃ・・」
家老「私のせいで、殿はお苦しみになったのですね。私が馬鹿であったばかりに」
家老「しかし殿。私はもう理解しました。理解出来ました。もうあなたを否定なんてしませんよ」
女大名「家老・・。かろお・・・ううっ・・うえーん!!かろおー!!」
以下略



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