26:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/01/27(月) 21:36:24.60 ID:X7VrcmxNo
御用事なら仕方ないね
wwktkしながらまってます
27:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage ]
2014/01/27(月) 22:38:13.80 ID:g+EnnpYO0
期待してます
28: ◆m03zzdT6fs[saga]
2014/01/28(火) 19:59:42.42 ID:evpz73Bjo
『はぁぁ……、すごいな』
俺がシンデレラガールズ・プロダクションの社屋予定地に着いたとき、浮かんだ感想はそんな子供のような感想だった。
おそらく四階建てと思われる社屋は、大手プロダクションに比べるといささか小ぢんまりとしているが、併設された施設は段違いである。
29: ◆m03zzdT6fs[saga]
2014/01/28(火) 20:00:09.00 ID:evpz73Bjo
(あー、やっぱり? どうすっかなぁ……)
今更引き返すのもあれだし、こんなことならあの部長の連絡先でも聞いておくべきだったかなぁ、と思った。
まあ、結局あの部長は今頃、うちの課長と一緒にプレゼンに出席してることだろうし、どちらにせよ連絡は付かないか、と思ったときだった。
30: ◆m03zzdT6fs[saga]
2014/01/28(火) 20:00:40.52 ID:evpz73Bjo
「申し訳ありませんが、当プロダクションはまだ稼働前ですので。要件は何でしょう?」
『ああ、その、えっと。うちの部長から、その、書類を預かってまして。で、渡して来いといわれたんですけど、その』
いきなりのことでまだ動揺が隠せずにいた俺は、そんなしどろもどろな調子で彼に説明する。すると、
31: ◆m03zzdT6fs[saga]
2014/01/28(火) 20:01:28.91 ID:evpz73Bjo
「君か。大手の部長の書類を持ってきてくれたのは」
『あ、はい』
「んー? ちょっと元気がないね、君。緊張する必要はないぞ」
32: ◆m03zzdT6fs[saga]
2014/01/28(火) 20:02:03.99 ID:evpz73Bjo
それに対し、目の前の社長は何というか、頭のねじが少しずれているのかもしれない、と失礼なことを思う。もちろんそれは口に出さない。
『ええと、それでは俺はそろそろ帰ります。お邪魔しました』
そういって礼をすると、踵を返してシンデレラガールズの社屋をあとにしようとする。
33: ◆m03zzdT6fs[saga]
2014/01/28(火) 20:03:06.85 ID:evpz73Bjo
「ん、どうしたのかね?」
『実は、俺、あ、いや私、名刺がないんです』
「……名刺がない?」
34: ◆m03zzdT6fs[saga]
2014/01/28(火) 20:03:33.28 ID:evpz73Bjo
『はあ……。では、頂いておきます。あっ、俺、じゃない私は、Pと言います』
もちろん名刺入れなんかもないし、何かのマナー本で読んだように、腰の前あたり、両手で持ったまま、深々とお辞儀する。まあ、ぎこちない動きではあったが。
社会人になってから使うのは初めてだったので、ちょっと不格好だったのかもしれない。そう思いつつ、俺は頭をあげる。
35: ◆m03zzdT6fs[saga]
2014/01/28(火) 20:04:07.69 ID:evpz73Bjo
(何というか、変わった人たちだったなぁ)
変人度合いではうちの課長や、部長もなかなかの物だろうが、部長はともかくとして課長に比べるとちょっと普通からずれている気がしないでもない。
『ま、今後関わることもないか』
36: ◆m03zzdT6fs[saga]
2014/01/28(火) 20:05:03.57 ID:evpz73Bjo
そこで、廉価自販機の80円コーヒーを一本購入し、砂糖の塊を少しずつ喉に流し込んでいると、
(……ん?)
ふと、目に留まった存在があった。俺より幾分か若いだろうなぁ、と思われる少女。俺が好色というわけではなく、何というか風貌が少し変わっているというのだろうか。
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