5:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/26(日) 01:59:29.80 ID:KbBLsyHV0
それでも、俺は歌鈴を捨てたんだから。
「肇、大丈夫か?」
6:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/26(日) 02:01:13.26 ID:KbBLsyHV0
「すぐに救急隊の人が来てくれるからな」
「………は…ぃ………。ゴホッ」
7:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/26(日) 02:02:50.16 ID:KbBLsyHV0
何もしてこないのであれば、歌鈴に構っている暇なんて無かった。
肇の呼吸は次第に弱まっているし、俺に救いを求めるみたいに繋がった手からは、人らしい温もりと握り返す力を感じさせない。
8:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/26(日) 02:04:44.85 ID:KbBLsyHV0
歌鈴に背を向け、肇を労わる。
背を向けていて、歌鈴の見ているものなんて全く分からない筈なのに、歌鈴は俺を見つめ続けていると断言できる。
9:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/26(日) 02:06:27.37 ID:KbBLsyHV0
一分一秒が永遠の様に感じた三人の空間は唐突に破られた。
10:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/26(日) 02:08:34.74 ID:KbBLsyHV0
搬送される肇に付き添うために、その場を離れようとした。
その時、初めて後ろを振り返り、歌鈴を視界に入れた。
11:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/26(日) 02:10:36.31 ID:KbBLsyHV0
両腕を拘束されながら、歌鈴は引き起こされた。
特に抵抗の素振りも、歌鈴は見せない。
12:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/26(日) 02:12:54.55 ID:KbBLsyHV0
歌鈴はそのまま連れて行かれた。
大衆の視線の真ん中を、罪と言うモノに物怖じせず堂々と歩いているように見える。
13:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/26(日) 02:14:50.41 ID:KbBLsyHV0
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14:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/01/26(日) 02:16:53.47 ID:KbBLsyHV0
事務所のアイドルが被害にあった事件だ。
当然、俺も御咎めなしではいられなかった。
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