72:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/11(火) 23:48:11.19 ID:4W+e2BTSo
  
 ここは、百江なぎさが円環でみる夢の世界。 
 その中に、巴マミが居た。 
 正面に百江なぎさを見据えて。 
  
73:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/11(火) 23:49:03.54 ID:4W+e2BTSo
  
  
 「マミには、この椅子は小さいのですね」 
  
 「そうね。少しだけど」 
74:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/11(火) 23:49:51.71 ID:4W+e2BTSo
  
 百江なぎさが、私の方を見たような気がした。 
 当然それは気のせいで、彼女の目線は目の前に居る巴マミにだけ注がれている。 
 突然に話が私のことに及んで、錯覚しただけか。 
  
75:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/11(火) 23:50:20.10 ID:4W+e2BTSo
  
 あはは、と笑い声が室内に響く。 
 とても、和やかな雰囲気だった。 
 だけど、それはすぐに一変する。 
  
76:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/11(火) 23:50:50.93 ID:4W+e2BTSo
  
  
 「なぎさも、そう決めたのです」 
  
  
77:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/11(火) 23:52:16.19 ID:4W+e2BTSo
  
  
 「っ、あ」 
  
  
78:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/11(火) 23:52:50.40 ID:4W+e2BTSo
  
  
 「――――ッ!」 
  
  
79:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/11(火) 23:53:26.74 ID:4W+e2BTSo
  
 息も荒いその声に、慌てて首を回して確認する。 
 そこには、最初と何も変わらない彼女たちが居た。 
 荒れ果てたはずの室内も、いつの間にか元に戻っている。 
 それをまどかも確認したようで、一息をつく様子が感じられた。 
80:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/11(火) 23:54:45.58 ID:4W+e2BTSo
  
  
 「このザマ、なのです」 
  
  
81:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[saga]
2014/02/11(火) 23:55:24.82 ID:4W+e2BTSo
  
 言葉を受けた巴マミは、ゆっくりと手を頭の上に動かした。 
 それが何を意図してのものか、測りかねて、注視する。 
 彼女の細やかな手は、頭に付けられた飴色の綺麗な宝石を取り外し、掌に収める。 
 それは、彼女の魂の結晶。 
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