38: ◆rzGQJCFW/2
2014/03/06(木) 23:15:07.70 ID:qJyV+dDAO
母さんは、俺が旅立った後、直ぐ、病に侵され、日に日に弱り、先月に亡くなったそうだ。
俺は必死に状況を理解した…
そして、目の前の騎士団長に、怒りをぶつけた。
39: ◆rzGQJCFW/2
2014/03/06(木) 23:43:08.20 ID:qJyV+dDAO
母さんからの手紙を読んだ。
(母さんの字だ…)
手紙の内容は、俺に知らせないでくれと頼んだのは、母さん自身だった。
それは、俺の足手まといになりたくないという思いからだった。
40: ◆rzGQJCFW/2
2014/03/07(金) 00:03:57.82 ID:BfNML8NAO
騎士団長は、俺たちに別れを告げ、国に帰っていった。
(そうだ。戦士も賢者も悲しみに立ち向かった。俺だけ腐る訳にはいかない)
「みんな!すまなかった」
41: ◆rzGQJCFW/2
2014/03/07(金) 00:24:23.38 ID:BfNML8NAO
ーー魔王の居城ーー
長い道のりだった。ついに俺たちは、此処にたどり着いた。
「みんな、行くぞ」
俺たちは、魔王の本拠地へ足を踏み入れた。
42:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/03/07(金) 00:37:01.16 ID:NHksAssHO
王道すぎて怖い
43: ◆rzGQJCFW/2
2014/03/07(金) 00:45:41.17 ID:BfNML8NAO
「勝負だ!魔王!」
俺は魔王に剣を向け、仲間たちも、戦闘態勢に入った。然し、そんな俺たちを前に、魔王は悠然と椅子に座り、話し始めた。
『まあ、待て。余と闘いたければ、先ずは前座を倒してからにしてもらおう』魔王が下劣な笑みを浮かべる
44: ◆rzGQJCFW/2
2014/03/07(金) 01:11:58.98 ID:BfNML8NAO
父さん…なのか?いや!賢人の時と同様に、幻影、或いは魔王が造った偽物。
しかし…よくも父さんの偽物を!
「そんな偽物で、俺たちを揺さぶってるつもりか!」俺は魔王に、怒りを込めて言い放った。
45: ◆rzGQJCFW/2
2014/03/07(金) 01:31:10.20 ID:BfNML8NAO
魔王が発した事実に言葉を失った。それは、賢者も同様だった。「んんんん様…」
(賢者…)今、賢者はショックを受けている。ここで俺まで下を向いたら……
俺は決心をした。
46: ◆rzGQJCFW/2
2014/03/07(金) 01:54:14.95 ID:BfNML8NAO
勝負は互角だった。(このままじゃ埒があかない)そして、両者共に、同じ結論に達した。
(必殺の一撃で決めるしかない!)
んんんんは、斧に闘気を込め、更に、魔法剣の要領で、炎の呪文を纏わせた。
47: ◆rzGQJCFW/2
2014/03/07(金) 02:12:31.20 ID:BfNML8NAO
真正面からお互いに突撃し、交差した。
勝ったのは……ああああだった。
んんんんは光に包まれ、徐々に消滅していく。
48: ◆rzGQJCFW/2
2014/03/07(金) 02:53:17.83 ID:BfNML8NAO
『はっはっはっはっは!』魔王が大声で笑い出す。
『随分残酷な勇者がいたものだ!実の父親を、躊躇わず[ピーーー]とはな!!』
「この…外道め!」仲間たちは、涙を流し、怒りに震えていた。
「好きに言わせておけ」俺は、全く気にする素振りを見せず、みんなに、そう伝えた。
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